巻頭特集

新学期がはじまる

保護者目線で回答!
2020年子育、ここ気になります

教育コンサルタント・船津徹さんに聞きたい!

Q. 学校に行けなくなった今、親はどうやってサポートしてあげればいいでしょうか?

A.

ホームスクーリングになった今は、それまで学校に任せっきりにしていた子供の学習を親が知るいい機会です。子供の強みや弱み、英語力を把握しましょう。

子供の学習意欲を引き出す上で重要なのは、家庭の中で集中できる環境を作ること。親の目の届くところに専用の机と椅子を置いてあげて、勉強の時間を意識付けましょう。そして、子供が授業を受けている横で、親が寝巻き姿のままでいたりしないように。場に緊張感を作り出すことが大切です。

 

Q. 画面越しの生活では、子供のコミュニケーション能力が伸びるか不安です。

A.

他人とのコミュニケーションの土台は、家族内のコミュニケーションで形成されます。子供は親を見て育ちます。その日にあったことやニュースを共有し、子供と会話しましょう。

新型コロナウイルスについて話すのは、「自分をどう守るか」「どんな治療方法があるか」などを、子供が自分で調べて考える、いいきっかけになると思いますよ。

ふなつ・とおる

2001年にハワイ州ホノルルにて、グローバル教育を行う学習塾TLC for Kidsを開設。
イエール大学、ペンシルべニア大学など米国のトップ大学への合格者を多数輩出している。
フォニックス発音に特化したオンライン学習プログラム「TLCフォニックス」も提供中tlcphonics.com


駐在夫&ジャーナリスト・小西一禎さんに聞きたい!

Q. 子供の運動不足はどう解消していますか?

A.

私の子供はオンラインでヒップホップのレッスンを受けさせたり、気分転換に家の周りを自転車で走らせたりしています。公園など開けたところに行った際は、私も一緒に鬼ごっこをして走り回っています。運動は意識的にさせた方がいいでしょうね。

Q. ここだけの話、ずっと子供と一緒にいるのが疲れます…。

A.

誰も「正解」が分からないし、終わりも見えない今ですから、気持ちは分かります。正直なところ、子供に登校してもらった方が自分の時間が増えて楽ですが、無理に学校に行かせて(感染してしまった場合に)後悔したくないですし、「親の時間を作る」ということは、結局親のエゴではないかと考えるようになりました。自分1人だけに起こっていることではないですしね。そんな悟りの境地に入りました(笑)。

ポジティブに考えると、子供が大きくなる過程で、ここまで24時間一緒にいられる時間はもうこの先ないのではないでしょうか? 子供の親離れはあっという間ですし、とても貴重な時間だと思いますよ。

 

こにし・かずよし

共同通信社の同行休職制度を男子で初めて活用し、政治部記者を休職中。
現在、主夫・駐夫。
日経DUAL、プレジデントウーマンなどで執筆。
世界中の日本人駐夫(駐在夫)約70人で作るフェイスブックグループ「世界に広がる駐夫・主夫友の会」を主宰。
詳しくはウェブで検索を。


有名大学コロナ対策こんな感じ

マスク着用やソーシャルディスタンシング以外に、次のような取り組みがあるようだ。

1 .キャンパス利用時は事前許可が必要

ニューヨーク大学の全てのキャンパス利用者は、毎日家を出る前に検温をして、「デイリースクリーナー」と呼ばれるオンラインのセルフ問診票に回答することが義務付けられている。「デイリースクリーナー」回答後、登校しても問題ない人にだけキャンパスのアクセス許可が下りる。コロンビア大学他、多くの大学で同様の措置が取られている。

2. キャンパス内で検査を実施

校内で無料検査を提供する大学も多数。ボストン大学はRT-CPRと呼ばれる検査を実施。キャンパス内にあるラボで、ロボットが毎日約6000人のテスト結果を精査している。

3. 必要なネット機器が借りられる

ニューヨーク市立大学(CUNY)の全キャンパスのうち、完全対面で実施予定のコースはわずか2%にも満たないという。そこで同校は、Wi-Fi接続環境やiPadなどの電子機器を、必要な生徒に随時貸し出している。

4. スポーツリーグは延期

名門私立大学8校からなるアイビーリーグは、2020年
秋学期の競技大会を全て中止。


おまけ –「ポッド(Pod)」って何だ?

 

「スクールポッド」「ラーニングポッド」「パンデミックポッド」など呼称は人によって異なるが、ニューヨークタイムズの記事によると、3〜10家庭が共同出資して、チューターを招いた少人数でのホームスクーリングを行う学習形態のこと。1時間30ドルのものから100ドル超えまでピンキリだが、オンライン学習に満足しない家庭から人気が高く、フェイスブックでは全米の家庭をつなぐグループページもある。一方で、経済格差が教育格差につながるとの批判の声もある。

 

 

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