巻頭特集

英語が得意になりたい!

3人の英語マスターが回答!
日本人によくある「英語学習のギモン」

読者から事前に募集した「英語の先生に聞きたい質問」に、ニューヨークで日本人に英語を教える3人が回答。それぞれの所属する英語学校・クラスも要チェック!


Q. 英語を使っているのに上達しない!  なぜでしょうか?

バーナード先生

第二言語の習得は簡単ではありません。つまずいても自分の「苦手分野」とは捉えず、日本語とは異なる新しい言語文化を学ぶことに喜びを見出し、モチベーションを保ちましょう!

バーナード・トーレス先生
ニューヨーク市教員免許を保有。
自閉症を持つ子供や、国際留学生まで、幅広い層の英語学習をサポートしている。
Bluedata International Institute
TEL: 212-683-6250bluedataesl.com

 

マイケル先生 

ネーティブスピーカーは「些細(ささい)な文法ミスなんて関係ない」と言いますが、前置詞一つ違うだけで、言葉の意味は大きく変わってしまいます。小さなミスをコツコツ学んでいくことが大事です。そして、「母国語を話すスキル」と「母国語を教えるスキル」は違う。「教える」プロに習うことが重要です。

マイケル・ボード先生
言語学の専門家。モンゴル国立大学で客員教授を務めた他、日本にも2年間、研究で在住経験あり。ニューヨーク生まれ。
ibec language institute
TEL: 212-867-2000ibec-usa.com

 

ポペノ先生

歩くときに「次はどの足を出すか」と考えないのと同様に、ネーティブスピーカーと英語を話す際も、無意識に「会話の流れ」を生むことが重要。単語だけを学んでいくのではなく、言葉のイントネーションや会話のリズムを理解するように練習しましょう。

ジョシュア・ポペノ先生
日本人の英語発音矯正の専門家。
独自開発した「ポペノメソッド」を授業とオンラインで教えている。日本語もペラペラ。
popenoe method
popenoemethod.com


Q. 語彙(ごい)を効果的に増やす勉強法は?

バーナード先生

辞書はいつだっておすすめです。私のお気に入りは「American Heritage Dictionary」。1日2個、新しい単語を使って文章を書いたり、会話したりしてみてください。また単語習得は暗記が一番なので、寝る前に単語を書いたポストイットを部屋中に貼っていき、声に出しながら意味を確認。翌朝、身支度しながら剥がして回り、同じことを繰り返してみてください。

マイケル先生

英単語を分解したときに生まれる最小単位を、形態素(morpheme)と言い、これを知ることが言語学では大切です。例えばunfamiliarの「un」は、否定の意味を持つ形態素です。形態素専用の辞書があるので、「un」の入った他の単語を連想ゲームのように学び、さらに対義語も…と勉強してみてはどうでしょうか。


Q. 美しい発音を習得するコツはありますか?

バーナード先生

発音矯正は難しいですよね。ABC、CBS、NBCなどのプライムタイムのニュース番組を視聴することを、個人的にオススメします。

ポペノ先生

日本語教育はローマ字学習を行いますが、そこで学ぶ発音はあくまで日本語のもの。本当の英語の発音は、それ以上に数が多く、日本語では使わない口元の筋肉の動きも要求されます。正しい発音記号をしっかり学びましょう! 音の伸ばし方やイントネーションの違いで、大きく改善しますよ。


Q.  日本に帰国してからも英語力を保つ方法はありますか?

ポペノ先生 

発音は物理的なスキル。ピアノを弾けるようになっても、練習しないと指の動かし方を忘れますよね。英語も同じで、話す機会を作るように心掛けましょう。スカイプでネーティブと会話したり、ドラマや映画などを通じて英語に触れ続けることが大切です。


Q.  聞き取りがいつまで経っても苦手です…。

バーナード先生

ニューヨークは会話のスピードが速いので、スローダウンする必要があります。一歩一歩着実に、じっくり時間をかけて、単語やフレーズを耳に浸透させて理解を深めましょう。英語の音楽を聞いたり、公園のベンチに座って、周囲の会話を聞いたりしてください。

マイケル先生 

文章を繰り返し聞くことが重要。映画や動画を観るときはキャプション(字幕)を消して、自分が何を聞き取れていないか考える(guess)ことが、リスニング能力の向上には欠かせません。繰り返すうちに、だんだん耳が慣れてきますよ。


Q. 英語学習にオススメのメディア媒体を教えてください。

バーナード先生 

ニューヨークは会話のスピードが速いので、スローダウンする必要があります。一歩一歩着実に、じっくり時間をかけて、単語やフレーズを耳に浸透させて理解を深めましょう。英語の音楽を聞いたり、公園のベンチに座って、周囲の会話を聞いたりして ください。

マイケル先生

文章を繰り返し聞くことが重要。映画や動画を観るときはキャプション(字幕)を消して、自分が何を聞き取れていないか考える(guess)ことが、リスニング能力の向上には欠かせません。繰り返すうちに、だんだん耳が慣れてきますよ。


Q.  英語学習にオススメのメディア媒体を教えてください。

バーナード先生

ニューヨークタイムズとタイム誌は、あらゆる分野の米国史の変遷が学べてオススメ。ラジオ・ポッドキャストなら、新鮮でクリエーティブな内容が多いNPRがいいですね。ドラマでは「フレンズ」「ザ・オフィス」などがユーモアにあふれていて、夢中になれます。

マイケル先生

USAトゥデイは、アメリカの高校卒業程度の英語力で読解できる新聞なので、初心者にぴったり。逆にニューヨークタイムズは大学卒業程度の力が要るので、アドバンスを目指す人にいいですね。媒体にかかわらず、コメディーは難易度が高いです。


Q. 礼儀正しくも堅苦しくない、小慣れたビジネストークがしたい!

マイケル先生

「礼儀正しさ(polite)」と「フォーマル(formal)」は別です。例えば、日本では名字で呼ぶことが「礼儀正しい」として好まれますが、アメリカでは相手と距離を置きたがっている、よそよそしい「フォーマル」な言い回しです。ビジネスミーティングや商談で、ネーティブたちが何と言っているか、注意して聞いて、好感を持てた人の言い回しをまねしてみましょう!

 

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