コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。
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ミシュラン獲得チームの
新ビーガンレストラン
パンデミックの最中の昨年12月にオープンしたビーガンレストラン「シロネン」。ミシュランで星を獲得している「オショモコ」(広尾にも支店あり/oxomoconyc.com)のオーナー&シェフチームの新プロジェクトで、シェフにはエルパソ出身でオショモコの影の立役者アラン・デルガド氏を起用。彼の手掛ける料理は、メキシコのエッセンスを残しながらも、緻密に計算された味と香りと食感のバランスが秀逸。
「グリーンチョリソー・タコ」(写真上)は、スモークしたペカンナッツとマッシュルームのチョリソーと、クリスピーな野菜、そして自家製ソフトタコシェルという構成で、やみつきになる美味しさ。ブランチならトウモロコシ粉の「マサパンケーキ」、香り豊かな「オアハカン・ホットチョコレート」は外せない。コーヒー豆はメキシコの契約農家から取り寄せている。
食器はカジュアルなパステルカラーのメラミン製で、他のメキシコ料理店とは一味違う。三差路の一角にあり、パリの街角のような雰囲気も。
Xilonen
905 Lorimer St, Brooklyn, NY 11222
xilonen.earth
ブルックリンのサンセットパーク、ブッシュウィック、そしてクイーンズのエルムハースト&コロナはニューヨークの3大メキシカンコミュニティー。メキシカンレストランやテークアウトの店、ベーカリー、グローサリーストアなどが文字通り1ブロックごとにあり、週末には出店も出ていたりするので、料理だけでなく雰囲気全体を楽しもう。
1. サンセットパーク Sunset Park
インダストリーシティーの開発でここ数年にわかに脚光を浴びるサンセットパークは、実はもともとメキシコからの移民が多く住む地域。4と5アベニュー沿いにはメキシコ系レストランやデリが立ち並ぶ。フードトラックも出ているので、テークアウトしてマンハッタンを眺望できるサンセットパークで食べるのも良い。このエリアで人気の店は4アベニューと44ストリートの角にあるTacos El Bronco (5Ave.&37St.にフードトラックもあり)と、5アベニュー沿いの39と40ストリートの間にあるDon Pepe Tortas Y Jugos(ここではトルタ[メキシコのサンドイッチ]がおすすめ)。
2. ブッシュウィック Bushwick
ブッシュウィック全体はかなり広いエリアだが、その中でもLラインとMラインが交差するトライアングル地帯、特にニッカーボッカーアベニューと、マリア・ヘルナンデス・パークの周辺を歩くと、メキシカンデリやレストラン、グローサリー、ベーカリーが見つかる。週末だけ出ている屋台、フードトラック、土産物のベンダーもあるので、散策するなら狙いは週末。地元の人気店はスターストリート沿いのNene’s Deli Taqueriaやニッカーボッカーアベニューとスターストリートの角にあるGaby’s Bakery(チーズケーキやパンがおすすめ)。レストランよりもデリやストリートベンダーで、カジュアルに楽しむのがブッシュウィックスタイル。
3. エルムハースト&コロナ Elmhurst&Corona
ラテン系住人の多いクイーンズでメキシコ系の人たちがコミュニティーを形成しているのがエルムハースト。レストランは地下鉄7番線が高架を走るルーズベルトアベニューの両サイドにずらりと並ぶ。ジャクソンハイツ-ルーズベルトAve / 74 St駅から103 St-コロナプラザ駅まで歩いて、気になるメキシカンレストランにふらりと入ってみると楽しい。このルートにはコロンビアやエクアドルの店も多いが、特に90〜95ストリートにメキシコ料理店やベンダーが集中する。10月まではコロナ地区にあるサイエンスパークでクイーンズナイトマーケットが毎土曜日に行われているので、ここのメキシカンベンダーで食べるのもおすすめ。
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お引越し
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