巻頭特集

一時帰国気分!ニューヨークのおいしい日本食

大阪
サクッと手軽な粉もの

ドコデモ(イーストビレッジ)

外はカリカリ、中はフワフワのお好み焼き。ソースの香りが食欲をそそる Photo by Dokodemo

たこ焼き、お好み焼きなど粉ものといえば、大阪! 家庭でも手軽に作れるが、やはりお店でプロが作った、焼き立てアツアツを食べるのがオツだろう。

オーナーの高木伸之輔さんが手掛けるドコデモは、ニューヨーク大学の近くにある。「3年前に開店したんですが、日本人よりもローカルのお客さまの方が多いですね。今は新型コロナの影響で、学生たちが少し減っています」

元々は金融系に勤めていたが脱サラし、ニューヨークで未経験の飲食店を一から始めたという高木さん。「誰もやっていないことをやってみたくて、外国人でも手軽に食べられる味を追求したいと思い、鉄板焼きの店を始めました」

同店のお好み焼きは大阪風。山芋の入った、ふわふわかつボリューミーな定番スタイルも販売しているが、同店ではさらに、ニューヨーク風にカリフラワーを入れたり、ブリトー風に仕立てたりなどの進化版も販売しているそう。

麺とご飯を炒めた、人気のラーメンライス Photo by Dokodemo

もちろんたこ焼きやお好み焼きも人気だが、店の意外な売れ筋メニューは、同店のオリジナルメニュー、ラーメンライスだ。「お好み焼きやたこ焼きは出来上がるまで10分以上かかりますが、フライドライスは短時間で食材をたっぷり炒め、アツアツですぐ出せる。それが人気なようです」とほほえむ高木さん。

「コロナで以前とは状況が変わりました。新しいメニューを追加したり、試行錯誤しているところもありますが、デリバリーやテークアウトで買いに来てくれるお客さまもいるので、別の地域への出店も検討しながら頑張っています」

出来立てアツアツのお好み焼きが食べたくなったら、笑顔で元気に迎えてくれる同店に、気軽に立ち寄ってみてほしい。

店先のちょうちんが目印

DokoDemo
89 E. 4th St.
TEL: 917-261-5228
dokodemonyc.com


自炊疲れの救世主、現る?
BentOnのミールキットを試食!

「母の味が食べたい…」「夕食の献立を考えるのが辛い…」そんなコロナ疲れの日本人にぴったりと噂の、ミールキットの実態は? 編集部が試食。

キットは内容や調理方法が書かれた説明書付き

郷土料理は特にない東京出身だが、「母の味」に飢えている編集M。そこで、日本の弁当を販売している「BentOn(ベントオン)」に、家庭的ミールキットの一つ「ぶりの照り焼きキット(1食分)」を試食させてもらった。内容は①ぶりの照り焼き ②カボチャと厚揚げのみそ煮 ③ケールごま和え ④きんぴらゴボウ ⑤ナスのしょうが煮 ⑥大根とニンジン漬物 ⑦キヌアご飯 となかなかの品数。管理栄養士がプロデュースしているそうなのだが、それよりも、思ったよりも充実したラインアップなことに心が躍る。

︎BentOn担当者によると、ご飯は少し長めに湯せんすると丁度よくなるそう

冷蔵で2〜4日保存可能とあるが、取材帰りで疲れたので、帰宅後すぐに試食! 湯せんが必要な①②⑦を熱湯(電子レンジ調理も可能)に入れて、5〜8分待つ。サンプル画像にならって、全品を皿に盛ってみた。ただ温めただけなのに、すごく健康志向の「デキる社会人」の夕食に。照り焼きや煮物はジャストな柔らかさで、味付けも薄すぎず、しっかりしている。そして1品あたりの量が軽めなので、全品食べ切れるのがうれしい。

遠い日本の実家に思いをはせながら、あっという間に完食。この手軽さ、リピーターになるのも悪くなさそうだ。

【注文はこちら】
bentonkit.nyc
メニューは2週間おきに入れ替わる。料金は1食あたり、平均で12ドル前後。注文から配送、到着までは3〜5日かかる。


企業3社の意欲コラボ

「帰った気になれる」宿泊プラン登場

年末年始の帰省も厳しい、コミュニティーの陰鬱とした状況を打開すべく、旅行会社アムネットが立ち上がった。「『ニューヨークで日本を感じられる空間』と考え、日本の心やおもてなしの精神を持ったキタノホテルさんが思い浮かびました」と同社担当者。さらに「おいしい日本食を提供するレストランも巻き込めないか?」と考え、ミッドタウンのすし店「レストラン対馬」に白羽の矢を立てた。集客に悩む旅行会社・ホテル・レストランの、斬新な3業種コラボ企画だ。

1日1組限定「畳スイートルーム・24時間ご宿泊プラン」では、茶室のある数寄屋(すきや)造りの和室で24時間滞在可能。湯に浸かれる深めのバスタブも完備。ここに対馬のすし・総菜弁当の夕食と、朝食が付く。料金は2人1室で990ドル〜(税別、他プランあり)。久々に和の趣きに癒やされたい、という人にはぴったりかもしれない。

【問い合わせ】
amnet-usa.com

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1094

音は続くよ、どこまでも

音を楽しむと書いて「音楽」と読むがまさに今、長く続くコロナ禍で音楽が心の支えとなっている人も、多いのではないだろうか。  今号では、コロナに負けず活動を続けるミュージシャンたちを一部だが紹介していく。オンラインはもちろん、直接鑑賞できる機会も紹介。聞いて感じて、あなただけの癒やしの音を手に入れよう!

Vol. 1093

暮らしのトラブルに強くなる!

水道詰まり、ネズミ被害、家賃交渉——他の人が経験しているあれこれ、自分に降りかかった時のことは考えてる? 今号は、住居にまつわる意外と忘れがちな自衛対策を紹介。

Vol. 1092

寒い冬だからこそあったかスープで芯まで温まりたい!

寒さの厳しいニューヨークの冬には温かいスープを! 外食規制のある現在、家で作れるスープレシピをマスターするも良し。オススメのスープのテークアウトもよし。寒い冬を乗り切ろう!

Vol. 1091

創作の世界「縫う、編む、織る人々」

刺しゅう、手芸、編み物、キルト、洋裁、和裁……。布と糸を使った創作は幅広いが、今号は、オーダーメードで制作するアーティストや教室で教える講師の「縫う、編む、織る」作品にフォーカス。オリジナル作品をオーダーしたり、自宅で実際に作ってみたりしながら、創作の世界を感じてみよう。