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YAO 伝統とモダンが共存する一皿新時代の広東料理 「家宴(Jia Yan)6品コース(138ドル)
感謝祭まであと少し。今回は料理研究家、ネイチャーマン初音先生によるターキー(七面鳥)の伝統料理と簡単バージョンを紹介する。
アメリカの感謝祭(Thanksgiving Day)は、毎年11月の第4木曜日が祝日と設定されている(年によって日にちは変わる)。政府機関、職場、学校など、全てが休みになり、前日の水曜や翌日金曜日とまとめて連休を取る人が多い。
では、感謝祭の習慣は実際いつから始まったのか? ターキー料理は食べたことがあっても、そもそもの起源について、知っているという人は少ないのではないだろうか。
それは1621年、イギリスからアメリカへ移住したピルグリム(ピューリタン=清教徒)たちの辛い経験がきっかけとなっている。彼らは、メイフラワー号での2カ月間の苦しい航海の末、アメリカに到着。新天地の厳しい冬に食べ物もなく、冬を越す間に多くの仲間を失ったそうだ。
しかし、そんな彼らを救ってくれたのが、先住民のネーティブアメリカンたち。次の年の冬、彼らの知恵を学び、充分年を越せるだけの収穫を得たピルグリムたちは、感謝の意を込めて、ネーティブアメリカンを丸3日間の祝宴に招待した。長いテーブルにターキーや野菜などの料理を並べ、感謝の祈りを捧げ、ピルグリムとネーティブアメリカンたちが手を取り合い、歌い踊った。
一方、現在の感謝祭は、家族や友人らが集い、ターキーの他、たくさんのごちそうをおなかいっぱい食べたり、テレビでアメリカンフットボールの試合を観戦したり、外でショッピングを楽しんだりするのが定番となっている。
次からは、伝統的なターキー料理のレシピと、初心者でもできる簡単バージョンのレシピを紹介。せっかくの祝日、アメリカに住んでいるからこそ、この機会に大切な人へのおもてなしとして、手作りターキーに挑戦し、楽しい感謝祭を過ごしてみるのはどうだろう。
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