巻頭特集

はじめてのターキー物語。

感謝祭まであと少し。今回は料理研究家、ネイチャーマン初音先生によるターキー(七面鳥)の伝統料理と簡単バージョンを紹介する。


感謝祭の起源って?

アメリカの感謝祭(Thanksgiving Day)は、毎年11月の第4木曜日が祝日と設定されている(年によって日にちは変わる)。政府機関、職場、学校など、全てが休みになり、前日の水曜や翌日金曜日とまとめて連休を取る人が多い。

では、感謝祭の習慣は実際いつから始まったのか? ターキー料理は食べたことがあっても、そもそもの起源について、知っているという人は少ないのではないだろうか。

それは1621年、イギリスからアメリカへ移住したピルグリム(ピューリタン=清教徒)たちの辛い経験がきっかけとなっている。彼らは、メイフラワー号での2カ月間の苦しい航海の末、アメリカに到着。新天地の厳しい冬に食べ物もなく、冬を越す間に多くの仲間を失ったそうだ。

しかし、そんな彼らを救ってくれたのが、先住民のネーティブアメリカンたち。次の年の冬、彼らの知恵を学び、充分年を越せるだけの収穫を得たピルグリムたちは、感謝の意を込めて、ネーティブアメリカンを丸3日間の祝宴に招待した。長いテーブルにターキーや野菜などの料理を並べ、感謝の祈りを捧げ、ピルグリムとネーティブアメリカンたちが手を取り合い、歌い踊った。

一方、現在の感謝祭は、家族や友人らが集い、ターキーの他、たくさんのごちそうをおなかいっぱい食べたり、テレビでアメリカンフットボールの試合を観戦したり、外でショッピングを楽しんだりするのが定番となっている。

次からは、伝統的なターキー料理のレシピと、初心者でもできる簡単バージョンのレシピを紹介。せっかくの祝日、アメリカに住んでいるからこそ、この機会に大切な人へのおもてなしとして、手作りターキーに挑戦し、楽しい感謝祭を過ごしてみるのはどうだろう。

 

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1125

出張者にも! 一時帰国者にも!  NYのお土産・手土産は何がおすすめ?

コロナ禍でも一時帰国をする在米日本人は多く、また10月1日からワクチン接種証明書による日本帰国後の隔離期間が短縮されたこともあり、出張者も徐々に戻って来る見込みだ。そんな帰国の際、知っておくと便利なニューヨークならではのお土産、手土産についてチェックしよう!

Vol. 1124

ロシア人街でフクースナ(おいし〜い)!

ブルックリン区最南端のブライトンビーチは、ロシアと黒海沿岸地域からの移民が多く暮らすエリア。地下鉄高架下や周辺には、郷土史色豊かな食べ物を売る店やレストランが軒を並べている。

Vol. 1123

ニューノーマルのバーバー事情

いよいよ経済の復興期に突入したニューヨーク。対面ビジネスも次々に再開され、男性の身だしなみが気になり始めた。新しいノーマルに向けて活況を呈する理容の世界をのぞいてみよう。

Vol. 1122

コロナに負けず NYファッションシーンが再開!

まだまだデジタルでの新作発表を行うブランドが多いものの、パンデミック以降、初めてゲストを招いてのニューヨーク・ファッション・ウィークが再開した。今回のショーの動向、ニューヨークのファッションシーンを盛り上げるべく奮闘する、日本人デザイナーやモデルにもフォーカスする。