巻頭特集

11月8日まで秒読み中間選挙について知りたい

ニューヨーク州の主な候補者

ニューヨーク州の22年中間選挙では、連邦と州議会の上・下院議員、知事、司法長官、会計監査官、教育委員会議長(バッファロー地区)が選出される。各候補者が主張する政策は所属する政党のものとほぼ同じ(下の表を参照)と見られるので、ここでは候補者を紹介するにとどめる。

 

トランプ氏の大統領就任翌年に実施された中間選挙は、1978年以来最高の投票率となった。写真はブルックリン美術館で2018年11月6日に撮影したもの


連邦上院 U.S. Senate

民主党=チャック・シューマー(現、院内総務)
共和党=ジョー・ピニオン(起業家、元テレビ司会者)
独立系=ダイアン・サーレ

チャック・シューマー

 

ジョー・ピニオン

シューマー上院議員は1999年から現職。2021年1月、ニューヨーカーでユダヤ系米国人初の院内総務に就任。ピニオン候補はニューヨーク州で主要政党の予備選挙(連邦上院議員)を勝ち抜いた初の黒人。ブロンクス区のヘルスセンターで青少年育成ディレクターを務めた後、政治評論家に転身。右翼系ニュースチャンネル、ニュースマックスの「サタデーアジェンダ(Saturday Agenda)」のホストに。ニューヨーク州選出の連邦上院議員は現在、2議席とも民主党が占めており、もう1人のカーステン・ギリブランド議員は改選対象外。


連邦下院 U.S. House

登録有権者は27の連邦下院選挙区から1人ずつ、27人の候補者を選出する。現在は民主党が19議席、共和党が8議席。


司法長官 Attorney General

民主党=レティシア(テッシュ)・ジェームズ(現)
共和党=マイケル・ヘンリー

レティシア・ジェームズ

 

マイケル・ヘンリー

ジェームズ司法長官は2013年からニューヨーク市のパブリックアドボケートを務め、性的暴行スキャンダルで18年に辞任したエリック・シュナイダーマン前司法長官の後任選挙で当選。19年から現職。今年9月、トランプ一族の不動産関連企業トランプオーガニゼーションが不正な金融取引を行っていたとして、トランプ氏や長男のジュニア氏、長女のイバンカ氏、次男のエリック氏らを州最高裁に提訴した。対抗馬のヘンリー氏は商業訴訟、債権者破産、生鮮農産物法(PACA)を専門とする弁護士。


知事 Governor

民主党=キャシー・ホークル(現)
共和党=リー・ゼルディン(下院議員)

ホークル知事は、昨年8月24日に辞任したアンドリュー・クオモ前知事の後を継いで副知事から昇格。対抗馬のゼルディン候補は共和党予備選挙でジュリアーニ元市長の息子で政治コメンテーターのアンドリュー・ジュリアーニ氏を大差で破った。


会計検査官 Comptroller

民主党=トーマス・ディナポリ(現)
共和党=ポール・ロドリゲス

ディナポリ会計検査官は2007年から現職。対抗馬のロドリゲス氏は大手投資銀行勤務を経て現在は宗教団体の非営利開発コンサルタント。


州議会上院 State Senate

登録有権者は63の州上院選挙区から1人ずつ、63人の候補者を選出する。現在は民主党が42議席、共和党が20議席、空席1。ニューヨーク州上院は伝統的に共和党が支配していたが、2018年の選挙で民主党が上院の8議席を獲得し、共和党から議会の主導権を奪還。20年の選挙で民主党は拒否権を持つ3分の2の過半数超えを達成した。上院多数党(民主)リーダー兼臨時議長はアンドレア・アリス・スチュワート=カズンズ議員。


州議会下院 State Assembly

登録有権者は150の州下院選挙区から1人ずつ、150人の候補者を選出する。現在は民主党が106議席、共和党が43議席、無党派1議席。下院議長は、第83下院地区のカール・ヒースティー議員(民主)。下院多数党(民主)リーダーは、第141下院地区のクリスタル・ピープルズ=ストークス議員。下院少数党(共和)リーダーは第120下院地区のウィル・バークレイ議員。

               

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