スタンドアップコメディーを見に行こう!
マイク1本で客を笑わせるスタンドアップコメディー。その内容は時事ネタや政治・経済、人種、宗教からジョークや下ネタまで幅広い。今回は、ニューヨークで奮闘する日本のお笑い芸人・村本大輔さんや、コメディーショーのプロデューサーとして活躍するドリュー・ビークラーさんらに、ニューヨークのスタンドアップコメディーについて話を聞いた。
1923年にグリニッジビレッジ地区で創業されたライラックチョコレートは、ニューヨーカーに愛され続けて今年で100周年を迎える。現在は市内に合計6店舗を展開。今回インダストリアルシティーにある工場兼店舗にて特別インタビューが実現した。(インタビュー/COOKIEHEAD、文/伏見真理子)
インタビューに応じてくれたCEOのアンソニーさん(左)とマスターショコラティエのアンワーさん
─100周年おめでとうございます。創業当時からのレシピや製法を今でも大切にしているそうですね。
アンソニー(CEO):創業者のジョージ・デメトリアスが1923年に創業して以来、彼は約50年間チョコレートを作り続けました。その後は、創業者の意向と技術を継承する形で我々が守り続けています。
創業当時から使用している大理石の作業テーブルもあります。とはいえ、変化したこともあり、例えば、かつては全て手作業でしたが、1920年代には存在しなかった機械を一部取り入れるようになりました。それと、創業当初からのオリジナルのレシピがある一方で、新しい商品も増やしています。
─現在120を超える商品があるそうですが、新しいアイデアはどのようにして生まれるのですか?
アンワー(ショコラティエ):私はこの会社でショコラティエとして約35年働いています。数々の新しいレシピを考案し商品化してきましたが、その上で何より、チョコレートに対する興味と情熱を保つことを大切にしています。お客様から頂くリクエストにも耳を傾けるようにしています。
アンソニー:まずは一般的な市場で人気のあるものを見て、その中で特に興味深いと感じるものをじっくり観察し、ライラックとの繋がりがあるかどうかを考えます。そして人気だからといってもそのまま作るのではなく、私たちのブランドらしい特別でユニークな形で開発します。例えば、2011年に私が入社した際、実は我が社にはピーナッツバターカップがなかったのでアンワーに相談し、彼は開発を始めました。そして出来上がったものは、大きくて、ピーナッツバターとチョコレートが3層をなす、チョコレート通も納得するようなユニークなものです。同社らしさが表れた商品だと思います。更に、私たちはパッケージデザインにも力を入れています。チョコレートを大切な人への贈り物として購入するお客様も多いので、特別なものになるようにしています。
シグネチャーのカラフルなチョコレート(Nonpareil Tin)
─同社の商品とトレンドの関係は?
アンソニー:塩キャラメルフレーバーも、その一つです。キャラメルはずっと作っていたけれど、塩キャラメルはありませんでした。私たちは移り変わる流行には飛びつかないようにしていますから、アンワーは「塩キャラメルはトレンディー過ぎる」と始めは乗り気ではありませんでした。しかし、もはや塩キャラメルは流行ではなく、多くの人が好きなフレーバーとして定番化していると判断できる段階で、商品化しました。今では大人気商品です。
─何世代ものニューヨーカーに愛され続けている理由とは?
アンソニー:ニューヨークで誕生してから100年もの間、多くの人々に寄り添ってきました。お客様の中には、学校帰りによく店に立ち寄ったと話してくれる70代の人もいます。特に創業した場所であるグリニッジビレッジ地区の辺りには深い繋がりを感じてくれるお客様が多いです。加えて、今私たちが生きているのは物事が目まぐるしく変化する時代ですが、ライラックは常に伝統を大切にし、大きな変化はしません。人々はそのあり方を評価してくれているのかもし
れません。
アンワー:お客様に常に新鮮なチョコレートをお届けしていることも大きいと思います。
店頭には季節やイベントにフューチャーした商品が常に並ぶ
─お客様から、食品に関する要望はありますか?
アンワー:私たちは乳製品不使用チョコレートのラインを展開しています。第三者機関による認定は受けていませんが、ビーガンです。そして全ての商品はコーシャ(kosher)認定されています。より多くの方々に楽しんで頂けるよう努めています。
─同社の今後の展望についてお聞かせ下さい。
アンソニー:100周年である今年は、限定版のビンテージ・チョコレート・ボックスを販売しています。創業者が作り出した4つのオリジナルレシピのチョコレートが楽しめます。創業当時の写真をデザインにあしらいました。他には、お客様には観光客も多いので、自由の女神などニューヨークのアイコニックなデザインのチョコレートやパッケージも引き続き展開していきます。店舗に関しても、ニューヨーク内で新店舗をオープンしたいと考えており、現在慎重に精査しているところで、一つ決定していることは、グランド・セントラル駅内の店舗は、敷地内で移転し売り場が拡大することが決まっています。
ユーモアたっぷりの彫刻のようなチョコレートも特徴だ
100周年記念の限定BOXチョコレート
Li-lac chocolates(インダストリアルシティー店)
68 35th St. Brooklyn, NY 11232
TEL: 212-924-2280
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