プロ直伝!おうちで簡単「缶詰レシピ」

自粛生活で大変なのは、家族全員一つ屋根の下で四六時中一緒にいること。

普段以上に全員分の料理を作ることが大変という人も多いはず。

そこで今回は、五つ以下の食材で作る、おもてなし料理教室「Five or Under」を主宰する、ネイチャーマン初音先生(昨年、感謝祭のターキー特集で弊紙協力)による、豆の缶詰で作る「ガルバンゾビーンのスパイスソテー」を紹介します。


「ガルバンゾビーン」とは、別名「ひよこ豆」。

柔らかく、ほんのり甘味もあるので、子供でも食べやすいのが特徴。中東やインドの料理によく用いられることから、スパイスとの相性が良く、サーモンやチキンの付け合わせ、サラダ、おつまみにもなる、汎用性が高い一品。

小さなボテガ(食料品店)でも必ずガルバンゾビーンの缶詰は売っていて、数ある食材の缶詰めの中でも多様にアレンジでき、味が落ちない上に栄養価も高いのがポイント!

【材料】

ガルバンゾビーン・・・1缶
ガラムマサラ・・・小さじ1杯
にんにく・・・6かけ
塩・・・小さじ1/2 杯
オリーブオイル・・・大さじ4杯


【作り方】

1.缶詰を開け、水をはったボールの中でしっかりと洗う

※ポイント1 最初は洗剤のような泡が立ちますが、水を替えながら洗うことでぬめりが取れ、泡もなくなります。

※ポイント2 ひよこ豆には透明な皮があり、こすりながら洗っていると水面に浮くので、すくって捨てていきましょう。この薄皮を取り除くことで舌触りがよく、見た目もきれいに仕上がります。

2.にんにくはみじん切りにする

3.フライパンを中火にかけ、オリーブオイル、にんにくを入れる

4.にんにくの香りがオリーブオイルにうつったら、ガルバンゾビーンと塩、ガラムマサラ(※)を加えて炒める

5.ガルバンゾビーンにしっかりと熱が通り、柔らかくなったら完成!

All Photos by Hatsune Naturman

※ガラムマサラは、インドで使われるスパイスミックス。それぞれのブランドで調合は異なりますが、シナモン、クローブ、ナツメグをベースに、クミン、こしょう、カルダモン、ローリエなどを加えたものが多いです。

ガラムマサラが家庭にない場合でも、上記のスパイスであるものを少量づつ加えることで、似た味にすることができます

【おまけ情報】

・ガラムマサラは、日本のルーを使用してカレーを作る際、大さじ1〜2杯加えると、一気に本格的な味わいになります。

・ガルバンゾビーンを使ったメニューには、ファラフェル(中東のひよこ豆のコロッケ)やハムス(ひよこ豆のペースト)などがあります。洗った上でサラダに入れたり、素揚げにしてスナックにしてもおいしいので、ぜひ試してみてください。


Hatsune Naturmanさん

双子含む4児の母。五つ以下の食材で作る、おもてなし料理教室「Five or Under」を主宰。ニュージャージー州チャタムと、マンハッタン・ユニオンスクエアにて教室開催。子供連れも参加歓迎。(ひでこコルトンさん主宰「NY*おもてなし料理教室」認定校)
【問い合わせ】
five-or-under.com/Instagram: @fiveorunder

NYジャピオン 最新号

Vol. 1273

トランプ大統領による新政権 第2章が遂に動き出す

米大統領選挙は今月5日投開票され、米東部時間6日午前5時30分過ぎに共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)の勝利が確実となった。一方、民主党候補だったカマラ・ハリス副大統領は6日午後、首都ワシントンで演説し敗北を認めた。支持者らに向け、理想のために戦うことを「決してあきらめない」よう訴え、「この選挙結果は私たちが望んだものではない」としながらも、平和的な政権移譲が必要だと強調した。1期目とは全く異なると言われるトランプ政権2期目の行方はいかに。

Vol. 1272

リトルポルトガル味めぐり

ニュージャージー州ニューアークはポルトガルからの移民とその子孫が多く暮らしていることで有名だ。今週は日本人の舌にも合うポルトガルの味を探訪、併せてリトルポルトガルの成り立ちにも迫る。

Vol. 1271

冬に飲みたくなる、贈りたくなる ウイスキー魅力再発見

ウイスキーといえば、近年ジャパニーズウイスキーが世界で注目を集め、希少価値も上がっているようだ。ウイスキーには、シングルモルトや、ブレンデッド、グレーンなど種類によって味が異なり、銘柄ごとの個性を楽しめるのも魅力だ。そこで今回は、ニューヨークでウイスキーの魅力を再発見してみよう。