巻頭特集

マンハッタン中華街ガイド

旧正月の料理を作ってみよう!

糖醋魚(タンツーイユ)

白身魚で作る「魚の餡(あん)かけ」。中華系民族の文化には「年年有餘(ネンネンヨウイユ)=今年1年が豊かでありますように」という意味の言葉があり、魚は同じ発音であることから縁起のよい食べ物とされている。正月に親戚が集まり、大皿の料理をたくさん並べて、みんなで食べるのが習慣になっている。

材料: 1皿分

白身魚………………………… 1尾

砂糖 ………………………… 大さじ8

しょうゆ………………………… 大さじ4

米酢………………………… 大さじ8

塩 ………………………… 小さじ1/2

コンソメスープ ………………………… 2カップ

水溶き片栗粉 …………………………適量

ニンニク………………………… 2カケ 粗みじん切り

赤ピーマン………………………… 1/2個 粗みじん切り

青ピーマン………………………… 1/2個 粗みじん切り

太ネギ(なければリーク)………………………… 粗みじん切り

香菜(三つ葉でもよい)…………………………盛りつけ用

作り方

①魚に火が通りやすいように切り込みを入れる。

②塩をふってキッチンペーパーで水分を取る。

③魚のヒレに塩をのせて、焦げないようにしておく。

④アルミホイルに包んで、カ氏325度のオーブンで20分焼く。

⑤粗みじん切りにしたニンニクを油(分量外)で炒めて、野菜を加えてさらに軽く炒め、コンソメスープを入れ、水溶き片栗粉でとろみを付ける。

⑥調味料(砂糖、しょうゆ、米酢、塩)を入れて火を通せば、餡は完成。

⑦魚が焼き終わったら、アルミホイルを広げブロイラーで焼き目をつける。

⑧焼き上がった魚に餡をかけて、香菜などのハーブと一緒に盛りつける。


 

發糕(ファーガオ)

材料: 3〜4個分

薄力粉………………………… 300g

ケーンシュガー(黒糖でも代用できる)………………………… 200g

ぬるま湯………………………… 250cc

ベーキングパウダー …………………………12g

バター …………………………小さじ1/2

「お金がたくさん入って来ますように」という意味があり、旧正月に食べられるデザート。また、福や春や満といった、縁起のよい漢字を逆さにして使う事で、福が降ってくる(福が入って来る)という意味もある。

作り方

①薄力粉とベーキングパウダーをよく混ぜておく。

②ぬるま湯に砂糖を溶かし、❶を加えて混ぜる。

③混ぜた生地をカップに均等に入れ、バターを3〜4等分にして上に浮かべる。

④蒸籠(もしくは蒸し器)のお湯が沸騰してから15分〜20分ほど蒸す。

⑤竹串で刺して何もついてこなければ、出来上がり。


 

湯圓(タンユェン)

 

材料: 約20個分

白玉粉………………………… 150g

黒ゴマペースト………………………… 100g

ハチミツ………………………… 15g

きび糖 小さじ…………………………2

水………………………… 50ml

旧正月中によく食べられるおやつ。甘いものと塩辛いものがあり、今回はゴマ餡を使った甘いバージョンを紹介。

作り方

①ゴマペーストとハチミツは混ぜて冷蔵庫で冷やし5g程度に丸めて冷凍庫で固める。

②白玉粉ときび糖、水を混ぜて生地を作る。

③ゴマ飴を4〜5g程度の白玉の生地で包んで丸める。

④沸騰したお湯に団子を入れ、浮き上がってきたら、冷水にとって冷ます。

⑤お湯にきび糖(分量外)をお好みの量溶かしてスープを作り、団子を絡める。

 

 

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