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1月25日(土)から始まる旧正月を祝して、今号はマンハッタンの中華街を探索。世界各国の中華街を歩き、料理教室を主宰するYOKOさんに楽しみ方を聞いた。おすすめのレストラン、安くておいしい食材やアジアのシーズニング、ハーブが買える店の情報満載! 旧正月料理のレシピも教えてもらった。
緻密にぎっしりと、モジュールのように奥や地下まで店が「詰まっている」中華街を、効率的に楽しく歩けるよう、YOKOさんにはテーマ別にポイントを絞っておすすめスポットを紹介してもらった(4ページに地図、5ページに住所リスト掲載)。
テーマ1正月気分に浸る
旧正月気分を味わうのにまず訪れてほしいのは、「Good Field Trading Co., Inc.」。店内には正月飾りからカレンダー、ポチ袋など、赤とゴールドのアイテムが所狭しと並び、一瞬にして旧正月ワールドにトリップできる。
またこの時期、中華街にあるさまざまな店の中や店頭に旧正月コーナーが設置されるので、気後れせずにのぞいてみよう。
テーマ2しっかり食べる
中華料理のクラスも行うYOKOさんのお墨付きレストランは、特に飲茶(ヤムチャ)が人気の「Ping」。料理のクオリティーが高く清潔感があり、サービスもアットホームだ。ザガットにも掲載された「Amazing Restaurant」もおすすめ。大皿料理が中心なので、家族やグループでシェアするとよい。
向かいにある「Big Wong Restaurant」は、安くてフレンドリーなのが魅力の店で、一人でも入れる雰囲気。そして味もコスパも抜群なのが、肉まんで人気の「Mei Lai Wah」。春になったら肉まんを頬張りながら中華街を散策するのも楽しい。
テーマ3食材を探す
アジア料理は国によって使うシーズニングや食材が違うので、実はグロサリーストアも地域性が出るという。タイ料理なら「Bangkok Center Grocery」が専門店で、ナンプラーやカレーペースト、香草、スイーツ、タイ米などタイ料理に必要なものは大概そろう。「Ken Hing Food Market Inc.」はアジア全般の食材を置いているが、マンハッタンの中華街には珍しく、シンガポール系のものもある。
総合的に何でも手に入るのが「Hong Kong Supermarket」。野菜や肉、魚も安く、火鍋に入れるフリルヌードルや、薬膳スープの生薬ミックスも買える。ワンストップショップとしてのイチオシは「Tan Tin Hung Supermarket」。品ぞろえにバラエティーがあり、アジア料理に欠かせないものを網羅している。新鮮な魚なら「Dating Seafood Market」がおすすめ。生きたロブスターも手に入る。
テーマ4漢方・お茶でパワーアップ
乾物屋の中でもYOKOさんがよく利用するのが「Chung Chou City 1, Inc.」。商品の産地が分かりやすく表示され、取扱いが丁寧なので、保存状態もよい。本格的に問診して漢方を調合してもらうなら「Kamwo Meridian Herbs」がおすすめ。英語が通じるので、問診の際も安心だ。
「Wing Fat Company, Inc.」は外見は薬屋なのだが、実は良質のハーブティーを量り売りしてくれる。驚くほど安価なので、初めてのハーブもいろいろ試してみるとよいだろう。
お話を聞いた人
YOKOさん
アジア料理や発酵食品を中心にした料理教室を主宰。
教室は日本をはじめ、アメリカ、台湾、フランスなどで開催。
また世界各国の中華街を歩いてきた、中華街の達人でもある。
Instagram: phiiisaaw
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