巻頭特集

フェリーは夏の乗り物だ!

美しい街並みを眺めながら、太陽をキラキラと反射した水上を、ハイスピードで疾走。夏こそ、1年で最もフェリー利用が楽しい季節だ。今号は、まだ乗ったことがない人のために、その多彩な魅力を紹介しよう。風に吹かれて、ちょっと髪が乱れるのはご愛嬌! (取材・文/南あや)


イーストリバー移動なら
NYCフェリー

ホーンブローワー社が運営する「NYCフェリー」は、2018年5月からイーストリバーを行き来している。開業以来、6路線で21の乗り場を設置。今年3月の時点で、累計利用者は1490万人を突破した。

金融街にあるピア11を起点(サウスブルックリン線のみ中継点)に、ロッカウェービーチやガバナーズアイランド(今年はオープンを延期)などの夏の人気スポット、東34ストリートなどの通勤エリア、ロングアイランドシティーなどの新興エリアを網羅。

 

船上なら、ガバナーズアイランドとマンハッタンを同時に見ることができる

 

料金は地下鉄と同じ1回2ドル75セントだが、運営元が異なるため、メトロカードは使用不可。紙での発券の他、スマホの専用アプリでもいつでもチケット購入ができる。

最近は、地下鉄やバスでの換気およびソーシャルディスタンスを気にするニューヨーカーらが、より積極的にフェリーを利用するようになった印象がある。結果、屋外デッキの人口密度が高まっているようなので、気になる人は要注意。なお乗船はマスク着用が必須。

青空の下で海風に吹かれるフェリーは、夏ならではの開放感があり、心地いい。複数の観光名所がルート沿いにある上、水上だと景色が開けるので、観光目的で乗るのもオススメだ。

 

 

スケジュール確認やチケット購入など、必要な情報はアプリ「NYCフェリー」で一発確認!

 

               

バックナンバー

Vol. 1300

ガチなニューヨーカーには、必ずお気に入りのアイスクリームがある NOアイスクリーム、NOニューヨーク!!

ようやく初夏の陽気になってきたニューヨーク。メモリアルデーには冬場クローズしていたプールや野外イベントもオープンしました。昔からなぜかアイスクリームが大好きで、必ず地元に一軒はお気に入り店があるニューヨーカーたち。とっておきの新旧名店をご紹介していきます!

Vol. 1299

6月はイベント盛りだくさん ブラックカルチャーを体感しよう!

6月19日は米国の奴隷解放を記念する祝日「ジューンティーンス」。1865年の同日、テキサス州で奴隷として扱われていた人々に自由が告げられたことに由来し、19世紀後半からアフリカ系米国人のあいだで祝われてきた。2021年には米国の新たな祝日に制定。毎年この時期のニューヨークは、パレードやカルチャーイベントが目白押し。この機会にブラックカルチャーに触れてみよう!

Vol. 1298

私たち、なことてま

気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は、新たなプロジェクトに取り組むTICレストラングループ代表のボン八木秀峰

さんと、治療だけではなく健康維持のためのイベントも開催する

FuncPhysio(ファンクフィジオ) の理学療法士小崎裕也さんに話を伺った。

Vol. 1297

今話題のプランタンニューヨーク

今年3月下旬に、160年の歴史を持つフランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)が、ウォール街に米国初出店を果たした。「百貨店ではない」をコンセプトにした小売りの新時代を切り開く新しいリテールモデルを目指す、今号ではそんな話題のプランタンニューヨークの魅力を探ってみた。