お洒落を楽しむ秋 ニューヨークのメンズファッション
秋の気配が漂ってきた今日この頃、ワードローブも夏物から秋物へと入れ替える時期。本号ではニューヨークのメンズファッション情報を紹介。季節の変わり目のお買い物に役に立つトレンドや最旬メンズブランドをチェックしよう。
ブルックリンにある、NYCヘルス+ホスピタル(ニューヨーク市立病院)/ウッドハルに勤務する、エドワード・リッペさんと井上小百合さん(共に内科研修医1年目)に話を聞いた。
〈編集注=この取材は5月中旬に行ったものです〉
——現在の勤務状況は?
エドワード:1日12時間勤務で、3日勤務(昼夜いずれか)1日休み。ICU(集中治療病棟)やPCU(緩和ケア病棟)勤務です。
小百合:ピーク時に救急病棟に仮設された集中治療室(ICUに収容しきれない重篤患者を一時収容する)とコロナ病棟勤務を経て、新設したコロナ・フリーのフロアで働いています。
エドワード:ピーク時は慢性病などの患者もあまり見かけず、ひたすらコロナ患者の対応に追われました。今、コロナ以外の入院患者が増えて、「そうだ、コロナ以外の病気もあったんだ」と気付かされるくらい。
——ピークはいつ頃?
エドワード:最初のコロナ患者が2月最終週に運ばれて来て、3月中旬から一気に数が増えました。ピークは4月初週だったかな。
小百合:ICUを急きょ三つ増やしましたが、人手不足で余裕がなかった。
エドワード:米国海軍が支援してくれたこともあり、今は鎮静化しましたが、7、8月の勤務体制が全く読めないのが不安です。この先1年は正常には戻らないんじゃないでしょうか。
——今回のパンデミックで、一番辛かったことは?
エドワード:医療従事者への感染拡大を防ぐ目的で、一部の施術が制限されたこと。救えた命が、救えなかったのではないかと。また、人工呼吸器が必要なケースは本当に重篤で、80%が亡くなってしまうというデータがあります。20%しか救えていないという事実が、精神的に辛いです。
小百合:私も、3月下旬〜4月は患者数が多過ぎて、いつものような細かい配慮が難しいと感じました。限られた人数で治療に最善を尽くしても、「もっとできることがあったのでは、もっと救えた命があったのでは」と考えてしまいます。
エドワード:3月終わりに自分が感染したのも辛かった。息苦しさや倦怠(けんたい)感がありました。重症化はしませんでしたが、人手不足なので、回復して即、現場復帰です。
——外出自粛の解除は、どう受け止めていますか?
小百合:できれば、第二波を防ぐために家にいてほしい。仮設病棟が消え、通常のキャパシティーの限界に戻っただけですから。
エドワード:もちろん感染拡大を抑えてほしいとは思いますが、経済が停滞したことで生活が苦しくなった人も、多いはずです。難しい問題ですね…。
2人の勤務する、NYCヘルス+ホスピタル/ウッドハル
NYC Health+Hospitals
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TEL: 844-657-3543
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