巻頭特集

文化震源地 サウスブロンクス

 

03 ブロンクス・ドキュメンタリー・センター

ニューヨークタイムズ紙のフォトグラファーだったマイケル・カンバーさん(写真下)は、アフガニスタンからアメリカに戻ってきた2011年に退社し、ブロンクスのランドマークビルディングを購入。未来の写真家の育成のための非営利団体「ブロンクス・ドキュメンタリー・センター(BDC)」を立ち上げた。

建物はサウスブロンクスの中心駅、地下鉄149ストリート/3アベニュー駅から徒歩5分に位置している。1階は展示室として一般開放され、2階より上は暗室や図書室など、教育プログラムに必要な設備をそろえている。

BDCは、写真の展示会やドキュメンタリー映像作品を、常時無料公開している。また公開講座を通じて、正義、教育、コミュニティー構築、前向きな社会変化などをテーマに取り上げている、国際的に著名な気鋭の写真家、映画製作者や、その作品を紹介している。

 

コミュニティーを教育

地元の中・高校生、シニア向けに、フォトジャーナリズムや映画制作、ドキュメンタリー写真のスキルトレーニングを無料提供する活動も行っている。これらのクラスでスキルを培った、65歳から90歳のブロンクス・シニアリーグのメンバーが、来年2月まで特別展示「Bronx Photo Bronx Senior League Exhibition」を開催中。家族や友情、コミュニティーを通してブロンクスを紹介する。さまざまなバックグラウンドを持つシニアの目がとらえたブロンクスは味わい深く、「ブギーダウン」というこの街の異名とはまた違う一面を知ることができる。映像の持つ力を最大限に生かすBDCで、ニューヨークの生の声を体感しよう。

 

 

 

 

 

 

 

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