今年9月にアラ&
普段から慣れない米国で頑張る社会人にとって、見知らぬ土地でビジネスチャンスを決めるのはひと苦労。今号は、そんな読者をほんの少し手助けする特集です。
出張はここが大変だ!
読者に聞く 自己流サバイバル術
今回話を聞いた10人の読者は、いずれも数多くの出張をこなしてきたベテラン社会人たち。出張の頻度と内容は異なるも、慣れない場所で大きな仕事をこなす緊張とプレッシャーは共通のはずだ。
鬼門はやっぱり空の便
トラブルとして最も多いのが、やはり飛行機のスケジュール変更。衝撃的なのが、「出掛ける当日の朝、間違ったフライト情報がメールで届きました」という、国家公務員・くーさんのエピソード。
「ニューヨークから出る最初の便は問題なかったのですが、乗り継ぎ便に乗り損ねました。航空会社のミスなのに、出発前に解決できず、現地カウンターで話をしろといわれ…。交渉するのは冷や汗ものでした」
英語が苦手な人には一層恐ろしい話だ。
一方、田中ノブコさん(セールス業)のように「エコノミーが満席だったので、ビジネスに乗せてもらえました」というラッキーハプニングもあるようなので、あまり構えずに空港へ行こう。
予想外のタイムロス!
陸路移動にも悲劇が。「フランスからの取材帰り、カメラのフィルムが入ったバッグを、グランドセントラル駅〜JFK間のシャトルバスに置き忘れたことがあります」と、過去を振り返るのは、ライターの佐々木香奈さん。
「シャトルの従業員が、走ってバスを追いかけて、カメラバッグを持って戻ってきてくれました。20ドルをお礼に渡したら小躍りして喜んでいた姿を、今も忘れません」
今はバックアップがデジタル化していることに感謝するばかり。一息ついたときの忘れ物には要注意!
また、「アップステートへの道中、インターハイウェーで7時間以上(!)の渋滞に引っ掛かってしまいました」(Miuさん/カスタマーサービス)というエピソードも寄せられた。みんな、さまざまなトラブルを乗り越えてきているよう。
快適求めるマイルール
滞在先選びは、「できる限りホテルは電車の駅の近くに取る」(Noriさん/旅行業)、「アポ相手の住所はもちろん、宿泊先近くのレストランやドラッグストアなどを入念に調査する」(蛍さん/ジャーナリスト)といった玄人のアドバイスを参考に。
荷造りでは「できるだけ身軽に」と心掛けている様子。「2、3日なら毎日同じ服を着る。下着とソックスは毎日変える」(佐々木香奈さん)、「ファスナー付きのプラスチックバックに小物をまとめて入れる」(田中ノブコさん)などの工夫が。
出張の必需品は、9人中5人が「スリッパまたはサンダル」と回答。確かにホテルや飛行機内は靴のオンオフが多いので便利。出張デビューを控えている人は旅行鞄に入れておこう。
その他、個性的な回答が、「ホテルのプールやジャグジーでくつろげるように」ということで「水着とサンダル」(yoshiさん/不動産仲介業)。そしてライフスタイルエディターのREIKOさんの必需品は、「セージのスプレー」。「色々なホテルに泊まりますが、霊がいたら嫌なので浄化に振りまく」とのこと。どれだけのハプニングを予想できるかが肝要なのだ!