巻頭特集

ジャピオンがアンケートを実施!ニューヨークで価値のある100ドルの使い道とは!?

ここ数年、物価上昇が止まらないニューヨーク。ひと昔前ならできていたことが、最近では同じ金額ではできないこともしばしば…。そんなニューヨークで100ドル前後でできる有意義な過ごし方や使い道を紹介!(文・取材/野々村慧)


100ドルで出来ることを探してみよう

もし自由に使える100ドル札が手元にあったら、あなたは何に使いますか?編集部がニューヨーク在住者への読者アンケートを実施し、その結果とともに、有意義な使い道を探る!

インフレ(物価上昇)が止まらないニューヨーク

昨年末、イギリスの国際経済誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が発表した「世界一生活費の高い都市のランキング2022年版」で、世界172の都市中、シンガポールと並び、ニューヨークが初の首位となった(ちなみに東京は24位)。卵1パック(12個入り)が6ドル以上、日本円で800円以上(1ドル=約140円※2023年5月26日時点)したり、数年前だったらマンハッタンでも1ドルのオイスターをよく見かけたものだが、ここ最近では1ドルでオイスターを食べられる店は珍しい。ランチのサンドウィッチを買えば20ドルを超えることも当たり前。外食でラーメン1杯と、ドリンク、前菜をオーダーし、チップも払うと安くても1人あたり50ドルは超える。

物価高騰により、ディナーの外食をしぶる在住者も多く、読者100名が回答したアンケートの結果からも、実生活でひしひしと物価の上昇を体感している人が多いことは一目瞭然だ。全回答者が物価の上昇を感じ、うち約4分の3の人は生活にも影響があると回答している。

実際に自由に使える100ドルが目の前にあったら何に使うか?

生活費の足しにでも、貯金でもない100ドルが自由に使えるとあったなら…。

「普段だったら我慢してしまう少し贅沢なグルメを味わう」、「以前から行きたかった舞台を見に行く」、「自分磨きのため自己投資をする」など、人ぞれぞれいろんな使い道がある。

読者アンケートの結果を見てみると、一番多い使い道は『グルメ』だった。読者からの詳しい使い道については「話題のレストランに家族と行ってみたい」「ワンランク上のおまかせコースを注文したい」「バーで贅沢なひとときを過ごしたい」など、インフレの影響で外食の頻度を減らしている人も多く、食にお金をかけたいという回答が多かった。

二番目に多かったのは『ヘルスケア・美容』。美容院で少し高めなトリートメントを受けたり、マッサージで日頃の疲れを癒す、ネイルサロンで指先のおしゃれを楽しむのも100ドルで
できる贅沢かもしれない。

三番目に多かった『買い物』では、ブランドコスメや普段買わない高級食材(和牛やお刺身)を自分へのご褒美として躊躇せずに買いたい、という声があった。また少数派意見として、投資や寄付に使いたい、という回答も。

今回はジャピオンが選ぶ、ニューヨークで最も価値ある100ドル(前後)の使い方を一挙紹介。

               

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