巻頭特集

サンクスギビングを存分に満喫するための情報をお届け

サンクスギビングのおすすめディナーレシピ

定番のターキーもいいが、今年の感謝祭ディナーは少し趣向を変えてみてもいいかもしれない。ここではおすすめローストハムレシピを紹介する。


日本人におすすめ
ローストハム

サンクスギビングのディナーといえば、ローストターキー(七面鳥の丸焼き)が定番だが、在米日本人の中には、「あのターキーの独特の風味やパサつきがちょっと苦手……」という人も多いのではないだろうか。そんな人におすすめしたいのがローストハム。

日本人にもなじみあるハムなら、ターキーが苦手な人にも比較的食べやすいはず。ただ、アメリカの骨付きハムはターキー同様に塩分が少々強めだ。減塩のものを使用したとしてもまだ味が強いということもしばしば……。

そこで今回、5つ以下の食材で作るおもてなし料理教室「Five or Under」を主宰するネイチャーマン初音先生に、塩分を抑えたオリジナルローストハムレシピを考案してもらった。ハムのまわりをキャラメルのようにコーティングする「グレーズ」を用いた、カリカリの表面とジューシーな肉を味わえるローストハムは、日本人の口にも合うはずだ。

下準備に加え、4〜5時間の焼き時間など手間がかかるローストターキーに比べて、手軽で時短に調理できるローストハム。ぜひ今年のディナーのメインディッシュに選んでみてはいかがだろうか。

 

レシピを考案してくれたのは…

Hatsune Naturmanさん

双子含む4児の母。
5つ以下の食材で作る、おもてなし料理教室「Five or Under」を主宰。
ニュージャージー州チャタムと、マンハッタン・ユニオンスクエアにて教室開催。
子供連れも参加歓迎。
five-or-under.com


りんごとマスタードのローストハム

●材料●(8〜10人分)

※ボーンインハムはスパイラルカットされていないもの、プレーン以外にもハニーやメープルフレーバーのものなどさまざまな種類がある。好みのものを選ぼう。

ボーンインハム(スパイラルカット加工) ………………1つ(約9lbs)
マヨネーズ …………..適量
ホールグレインマスタード…………….. 大さじ8
アップルソース ……………….大さじ8
ライトブラウンシュガー……………… 大さじ10

●作り方●
1.オーブンをカ氏350度に予熱する。

2.マスタード、アップルソース、ライトブラウンシュガーをボールで混ぜ合わせ、グレーズを作る。

Point!
アップルソースを使うことで、ハチミツやメープルシロップで作るよりも軽やかな味わいになる

3.ハムの表層部分に深さ1センチほどの切れ込みを格子状に入れる。

Point!
包丁を斜めにずらして格子がひし形になるように入れると、仕上がりがきれいに!

4.ベーキングシートに乗せ、ハムの表面にマヨネーズをまんべんなく塗る。

Point!
マヨネーズの下地を作ることで、うま味が増すだけでなくハムが乾きにくくなる

5.塗り終わったら、上からグレーズの半分をかけ、スパチュラなどで均一に塗り広げる。

6.オーブンにハムを入れ、90分ほど焼く。

Point!
ハムの重さ1lbsにつき、焼き時間は10分ほどが目安。長めに焼くことでグレーズがパリっとした仕上がりに

7.ハムに入れた切り込みが開き始めていることを確認したらいったん取り出し、残りのグレーズを開いた隙間に塗る。

8.オーブンに戻し、10分ほど待つ。グレーズが乾いてきたら完成。大皿にのせ、ベーキングシートに残ったハムの脂とグレーズをハムの上に回しかける。

完成!

初音先生のワンポイント★
「そのまま食べるもよし、カットしたハムをレタス、トマト、スイスチーズと一緒に全粒粉のパンで挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。細かく刻んで冷凍しておけば、チャーハンなどにも使えて便利ですよ♪」

All Photos by Hatsune Naturman

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。