ニューヨークで見つける 新生活にも役立つ こだわりの雑貨
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今年1月、国連でSDGs(持続可能な開発目標)を達成するための「行動の10年」がスタート。温暖化の加速で地球が警鐘を鳴らし、自然環境を保持するサステナブル(持続可能)な暮らしが求められている。今こそ、できることから行動を起こそう! (取材・文/菅礼子)
世界中の人々が一気に外出を控えたことで、大気汚染が改善された。自宅にいることで自分たちが日々排出するごみの量の多さに、驚いた人は多いはずだ。
rts社は、廃棄物の追跡システムを用いて、ニューヨークにオフィスを構える企業から出る廃棄物を適切な形でリサイクルする事業を行っている。同社のマーケティングチームに、サステナブルな暮らしを維持するための、これからの私たちの課題について聞いた。
ごみの行き先に透明性を
「今までは外出先で出たごみなどは人が処理することも多かったですが、ロックダウンで、自分たちで出したごみを自ら処理する機会が増えました。環境について考える機会も増えたかと思います」
確かに一般消費者のマインドは大きく変化した。コロナ禍では、環境に悪いといわれる牛肉などの家畜の肉を食べることを控え、プラントベースと呼ばれる、大豆のプロテインなどで作った擬似肉を選ぶ人たちも増えている。
プラントベース・ミートの市場はコロナ前から右肩上がりだが、背景には環境保護の意識がある。小さな地元の生産者をサポートする意味でも、各地のグリーンマーケットで野菜や果物を購入する人が増加。「農薬を使わない」「顔の見える生産者から購入する」といった透明性も、消費者が求めているものだ。
同社ではごみ処理において、経路が透明性であることの重要性を説く。「顧客の注文は全てアプリで管理します。回収トラックの追跡システムで、適切な廃棄場所に届き、安全に処理されたかどうかを把握しています」と担当者。
廃棄物には複数の素材が含まれるので、それぞれに適した責任ある処理が求められる。「顧客のごみの排出量を全てデータ化し、ごみが多い月、少ない月の理由を洗い出し、今後の方向性も話し合います」
一人一人が意識を
現状改善には顧客の教育も必要だという。不適切に処理される廃棄物を減らすためにも、循環経済、廃棄物ゼロ、リサイクル材料の下流処理、堆肥化など、幅広いトピックでブログ投稿やウェビナーを行っている(rts.comで配信中)。
ただ、パンデミックは環境にいいことばかりではない。「ごみの分別スタッフの安全も考え、リサイクル事業は一時完全にストップしていました」と同担当者。
「最近また再稼働を始めていますが、人々が廃棄物を下流で処理する方法や、リサイクルできるものとリサイクルできないものを理解するのは、消費者がより責任ある意思決定をするためにも、非常に重要です。廃棄物処理の実態を把握できれば、持続可能な社会へ貢献ができます」
rts Adam PasqualeとGreg Lettieriによって、2015年にニューヨークでスタート。米国中の大手企業を顧客に持ち、産業廃棄物の管理・回収を行っている。
車での移動を控える
自転車や公共交通機関での移動が二酸化炭素の削減になる。マンハッタン、ブルックリン、ニュージャージーには、1000を超えるCitiバイクの駐輪場が!
リモートワークに変える
通勤がなくなることで二酸化炭素と、電力消費の削減につながる。自炊も増えるため、食事のパッケージごみなども減るといわれている
肉食を減らす
家畜による環境破壊が懸念されている。擬似肉に変えるだけで、水の使用量や温室効果ガスの発生などをそれぞれ90%以上削減可能なのだとか
電球をLEDに変える
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