気になるアノ人を直撃

遊び心あふれるデザインでハリウッドセレブをも虜にするー心が弾むハンドメイド・ジュエリー

お菓子やフルーツをそのままジュエリーに変身させるブランド「グリッターライムス」。そのアイコニックなデザインに、今ハリウッドセレブやファッション業界の間で「可愛い」と注目を集めている。今回はデザイナーのデビー・タッチさんのポップアップショップを突撃してみた。


チェルシーマーケット内の一角でポップアップショップを開催している「グリッターライムス」。キャンディーやスライスされたオレンジ、レモンの指輪、チーズクラッカー、ガミベア、シリアルのイヤリング、プレッツェルのブローチなどがテーブルいっぱいに並び、どれもキラキラと輝いている。これらは全て本物のお菓子や果物から作ったジュエリーだというから驚く。材料となるお菓子やスライスしたフルーツにグリッター入りの特殊な樹脂でコーティングしてから研磨作業をして形にしていくという。「甘いものが大好き! お菓子やフルーツの色味や形状は独特で愛らしいから、そのまま生かしてジュエリーにできないかと思いついたんです。見ているだけでハッピーな気分になれるものをデザインするのは自分自身も楽しいです」と明るく話すのはデザイナーのデビーさん。大のキャディー好きだという。彼女の作るジュエリーはまるで彼女の人柄そのもの。明るくユーモアに富んだ彼女の人間性とアイディアがそのまま形となっているのだ。

美術大学で学んだ後にデザイナーへ

デビーさんは、米国最高の美大として位置づけられているロードアイランド州にあるプロビデンスの美術大学で学士を取得している。学生時代にふとしたきっかけで「食べ物の美しさをそのまま表現するジュエリー作り」に出会い、フルーツやキャンディー、スナック、ナッツなどを特殊な樹脂だけでコーティングしたジュエリーの制作をスタート。卒業後はサンフランシスコに拠点を移し、ブランド「グリッターライムス」が誕生し本格的に食べ物を使ったジュエリーの制作と販売を開始する。その後、活動の拠点をニューヨークに移した彼女は、リンカーンスクエアにあるクリスマスツリーのデザインと飾り付けを手がけたり、歌手のレディー・ガガが企画したワークショップでジュエリーが紹介されるなどして注目を集める。また、ファッション業界でもデビーさんのジュエリーが話題となり、スタイリストやデザイナー、アーティストなどからも支持を集め、撮影などで採用される機会も多いそうだ。

カラフルでキラキラとした光沢と発色は見ているだけで楽しくなる。少女時代の憧れの「宝石」を絵に描いたようなジュエリーたち。甘く愛らしいデザインに、「可愛い!」と親子揃って声をあげる客もいるそうだ

人気コメディアンも大ファンに

ニューヨークタイムズ紙のベストオブコメディーのベストデビュー部門に選ばれ、HBOでコメディー番組を持った2人目のアジア系女性として、「今、注目すべきコメディアン」と話題のオカツカ・アツコさんは同ブランドのファンの一人だ。彼女の出演するテレビ番組やスタンドアップコメディーの舞台で、よくジュエリーを身につけているという。おかっぱヘアーにビビッドカラーを着こなし独特なファッションセンスを放つオカツカさんとデビーさんのジュエリーがマッチし、唯一無二のキャッチーなスタイルが生まれている。デビーさんも彼女のコメディーが好きだといい、オカツカさんは親交を深めているそうだ。

同ブランドのファンの一人で人気コメディアンのアツコ・オカツカさんと記念撮影

現在、デビーさんはブルックリン区にあるスタジオでジュエリーを制作し、販売は同ブランドのウェブサイトや、ポップアップショップにて行っている。開催スケジュールは彼女のウェブサイトやインスタグラムでチェックできる。「心が弾むようなデザインが好き」と彼女のポップアップショップを訪れる客は口を揃えて言う。

チェルシーマーケットのポップアップショップにて。キッズから大人まで釘付け

「時にはお客さんの大半が観光客なんていうこともあります。ニューヨーク旅行の思い出にと購入していく人もいて、存在感があって親しみやすいデザインなので、幅広い年齢層に受け入れられていると思います」

見ているだけでハッピーな気分になれるアイコニックなジュエリーは、ホリデーシーズンのギフトにも喜ばれるだろう。


デビー・タッチさん

ロードアイランド州にあるプロビデンスの美術学校(RISD)で学士を取得。ファインジュエリーを扱う宝石商としての修行を受ける経歴も。現在はニューヨークに拠点を移し、ブルックリン区にスタジオを構える。

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