巻頭特集

今年は75周年のメモリアルイヤー!NBAを見に行こう!

NBAの基本情報をチェックしよう!

ここではNBA初心者向けに基本情報をおさらいする。これらを押さえて試合観戦すれば、より一層楽しめるはず。


シーズンについてシーズンの流れは?

NBAのシーズンは主に「レギュラーシーズン」と「ポストシーズン(プレーオフ・ファイナル)」に分かれる。レギュラーシーズンは例年10月から翌年4月頃まで開催。東西カンファレンスから、それぞれレギュラーシーズンの上位8チームがプレーオフに進出する。プレーオフは各カンファレンスごとに分かれ、4戦先勝のトーナメント方式で行われる。

どうやって優勝チームを決めるの?

東と西のカンファレンスで1位となったチームがそれぞれファイナルに進む。ファイナルは例年6月頃に開催。プレーオフと同様の4戦先勝制で、これに勝ったチームが優勝となる。


チームの構成について何チームあるの?

NBAには30チームが所属し、29チームはアメリカ、1チームはカナダを拠点にしている。それらは東西2つのカンファレンスに分かれ、さらに3つのディビジョンに分かれる。レギュラーシーズンでは約半年かけて、地域で分けずに全てのチームが対戦できるように82ゲームを戦う。

何人でゲームするの?

各チーム15人の選手が登録され(ロスターと呼ぶ)、アクティブリストに選ばれた選手が試合に出場する。試合中は通常のバスケットボールと同様、両チームとも常に5人ずつがプレーする。 ベンチにいるメンバーとの交代は何度でも可能。


NBAの歴史

NBA(National Basketball Association)は1946年6月6日にニューヨークで設立された。当初はBAA(Basketball Association of America)という名称だったが、1949年にライバル関係にあったNBL(National Basketball League)を吸収合併し、NBAに改称した。

設立の目的は、プロアイスホッケーチームが利用するアリーナの空き時間を埋めるためだったという。そのため初代NBAコミッショナーには、AHL(American Hockey League)の会長だったモーリス・ポドロフ氏が就任した。リーグ最優秀選手賞 (MVP)のトロフィーは、彼の名前にちなんで「モーリス・ポドロフ・トロフィー」と名付けられている。


マディソン・スクエア・ガーデンとは

マディソン・スクエア・ガーデンの外観。地下にはペンステーションが併設されているマディソン・スクエア・ガーデンの外観。地下にはペンステーションが併設されている

ニューヨーク・ニックスの本拠地で「世界で最も有名なアリーナ」と呼ばれるマディソン・スクエア・ガーデン、通称「ガーデン」。約2万人を収容できるアリーナは、アイスホッケーのニューヨーク・レンジャースのホームでもあり、ボクシングやレスリングなど多くの競技でファンを魅了してきた。また音楽シーンでは、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダー、エルビス・プレスリー、マドンナなど名だたるアーティストがステージに立つ。ビリー・ジョエルはこの地で、100回以上もコンサートを行っている。

リクトさんは「マディソン・スクエア・ガーデンは他と比べて広い上に明るく、ダウンタウンという立地がメリット」だという。施設で買えるフードも幅広いが、近くのコリアンタウンで食事するのもおすすめとのこと。早めに行って練習風景を見たり、観客席最前列の有名人を発見したりと、いろんな楽しみ方ができる。

ニコラスさんは「訪れる人を圧倒する空気感がすさまじい」と話す。試合観戦だけならタブレットやテレビで十分だが、観客の盛り上がりや、コンサート会場ならではの音響、試合の合間のパフォーマンスなど、会場の空気感をぜひとも味わってほしいとのこと。世界中のアーティストが演奏を夢を見る場所であり、多くのスポーツファンをとりこにするガーデン。ニューヨークに住んでいるなら、一度は足を運びたい。

現在、休止中のオールアクセスツアーの様子。ニックスとレンジャースのロッカールームやVIP席に入れ、ガーデンの歴史を学べる。ツアーは75分で35ドル

Madison Square Garden

4 Pennsylvania Plaza (7th Ave., bet 31st & 33rd Sts.)
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