今週のニュースダイジェスト<〜4月26日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

「サミー法」実現へ 制限速度引き下げ可能

ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は18日、州議会が今年度の州予算にニューヨーク市の制限速度を時速20マイルに引き下げることを可能にする「サミー法」を盛り込むと発表した。同日付amニューヨークが伝えた。同法は2013年にブルックリン区でバンにはねられて死亡したサミー・コーエン・エクスタイン君(12歳)の名前にちなむ。14年に当時のビル・デブラシオ市長が制限速度を時速30マイルから25マイルに引き下げたが、その後も100人以上の子供が交通事故で死亡している。研究によると歩行者の死亡リスクは時速33マイルで10%、58マイルで90%に達する。

<オールバニ>

州議会が予算案可決 住宅や移民政策に重点

ニューヨーク州議会は20日、2370億ドルの州予算を可決した。同日付PIX11が伝えた。州の法案起草担当事務所へのサイバー攻撃により当初の期限の1日から3週間遅れで成立した予算案は、市場価格を下回る住宅を提供する開発業者への減税など住宅建設促進策、不当な家賃値上げや立ち退きからの賃借人保護のほか、違法マリファナ販売店閉鎖権限の地元法執行機関への委譲、ニューヨーク市への移民対策費24億ドル、受刑者数減少による一部の州刑務所の閉鎖、妊娠中の有給休暇取得、テイクアウト販売の継続や映画館での販売許可といったアルコール規制緩和などを含む。

<ニュージャージー>

渋滞税をNJに配分 訴訟回避となるか

MTAのジャノ・リーバーCEOは17日、環境対策のために渋滞税収入をニュージャージー州にも配分すると話した。同日付CBSニューヨークが伝えた。正確な額は不明だが影響を受ける地域の人口を元に算出する。MTAは沿道の植樹、公園や緑地の改修、高速道路近くの学校の空気清浄、電気トラックの充電スタンドなどに推定1億5500万ドルの汚染削減予算を分配することで同州の渋滞税に対する訴訟の解決を望むが、来月にマンハッタン区の連邦判事が労働組合や公務員の異議申し立てを審理する予定で、彼らの懸念を払拭し6月にも渋滞税徴収を開始したいとしている。

<マンハッタン>

コロンビア大の学生 反イスラエル抗議行動

マンハッタン区のコロンビア大学で親パレスチナ派学生の抗議行動が続いている。22日付NY1が伝えた。17日にミノーシュ・シャフィク学長が連邦議会で学内での反ユダヤ主義に関して証言したことを受け、学生らが学内のサウスローンを30時間以上占拠し、大学側にイスラエルの攻撃を支援する企業からの資金の拒否を求めた。18日にはデモ隊108人に不法侵入で召喚状が出されたが、校外にテントを移し抗議行動を再開。大学は学生の安全のため22日は遠隔授業とし、周囲に警察の厳戒態勢が敷かれた。ニューヨーク大学近くの広場でも同様の抗議行動が行われた。

裁判所外で焼身自殺 トランプ裁判進行中

19日、ドナルド・トランプ前大統領の「口止め料」裁判が開廷中の裁判所の外で男性が焼身自殺した。20日付パッチが伝えた。午後1時30分頃、マンハッタン区のコレクト・ポンド・パークで、フロリダ州在住の自称「調査研究者」マックスウェル・アザレロさん(37歳)がパンフレットを放り投げ、自身に燃焼促進剤をかけ火をつけた。パンフレットは「トランプ裁判の外で自分に火をつけた」との見出しで、政府は同盟国と共に世界で独裁主義的クーデターを起こそうとしているなどと書かれていた。アザレロさんは病院に運ばれたが、NYPDは20日に死亡が確認されたと発表した。

<クイーンズ>

州内初の遺伝子治療 血液疾患の8歳少年に

クイーンズ区のコーエン小児医療センターは、希少遺伝性血液疾患のベータサラセミアを患うユスフ・サイード君(8歳)に州内初となる連邦食品医薬品局(FDA)承認の新しい遺伝子治療を行った。18日付ABC7ニューヨークが伝えた。通常、この病気の治療法はドナー(通常は適合する家族)からの骨髄移植か2〜4週間ごとの輸血だが、ユスフ君は適合者が見つからず、生後2カ月から輸血を受けてきた。この治療法は患者の幹細胞を採取して正常な遺伝子を追加し、患者の体内に戻すため、ドナーは不要。医師らはこの治療法の他疾患への適用も期待している。

<ブルックリン>

クルーズ船上で乱闘 男性3人が負傷

20日、ブルックリン区のブルックリン・アーミー・ターミナル近くのピア4に停泊中のクルーズ船上で乱闘が起き、男性3人が入院する事件が起きた。同日付ゴッサミストが伝えた。NYPDによると午後5時過ぎ、コーヌコピアマジェスティー号で刃傷沙汰が起きたと通報があった。口論がエスカレートしたとみられ、駆けつけた警察官が現場で刺し傷を負った2人とビンで頭を殴られた1人を発見。3人は病院に運ばれたが容体は安定している。最大1200人収容できる同船ではその夜に船上パーティーが予定されていたが、事件後に主催者が延期を発表した。

<ロングアイランド>

「靴職人のサル」 違法賭博場運営で有罪

ナッソー郡メリックで靴修理店を経営していた「靴職人のサル」ことサルバトーレ・ルビーノ被告(60歳)が店内で違法賭博場を運営し、マフィアのジェノベーゼ一家に資金提供していた。17日付ニューヨークポストが伝えた。16日、ブルックリン連邦裁判所は2012年からパンデミックで閉店する21年に店の奥に賭博ゲーム機を設置し、ポーカー賭博を週3回行っていたとして有罪を認めた。一家の他のメンバー4人もジェラート店など通常ビジネスを隠れ蓑に違法賭博を行い、1日2000ドル以上の収益を得ており、今月初めに有罪を認めている。

<コネティカット>

酔っ払いコンドル 動けない状態で発見

コネティカット州ウォータータウンで酔っ払って動けなくなったクロコンドル2羽が保護された。18日付FOX5ニューヨークが伝えた。8日、2羽はゴミ箱をあさり、発酵した食品を摂取し酩酊状態に陥った。2羽を保護した野生生物保護団体「A Place CalledHope」によると、2羽は酔っ払って立つこともできず、気を失い、瀕死状態だったが、水分を補給して施設で一夜を明かした後、「解毒」が成功して翌9日に野生に戻された。野生動物管理局は「ゴミ箱に捨てたフルーツカクテルでさえ野生動物を酔わせる可能性がある」と注意を呼びかけた。

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1248

この春はちょっと贅沢なピクニックを体験しよう

ようやく気温も安定してきた5月。晴れた日は芝生の上でピクニックするのが気持ちいい季節。ピクニックといえども時には一つおしゃれに盛り上げたいもの。ここ2、3年で急成長しているピクニックビジネスの実態を覗いてみた。ランチやスナックを用意して、さぁ公園へいこう。

Vol. 1247

我らのドジャース

大谷翔平選手の一挙手一投足から目が離せない。スポーツ報道でLAドジャースの名前を見ない日はない。5月1日現在の勝率・621でナ・リーグ西部地区トップ。そのドジャースが、5月末には対NYメッツとの3連戦、6月には対NYヤンキースとの交流戦で当地にやって来る。NYジャピオン読者としては憎き敵軍なるも大谷選手の活躍に胸が熱くなる複雑な心境。だが、LAドジャースの「旧姓」はブルックリン。昔はニューヨークのチームだったのだ。

Vol. 1246

人気沸ピックルボールを楽しもう

あちこちに花も咲き乱れ、4月に入りニューヨークにも春が到来した。本号ではこれからの季節、屋外でも楽しめるピックルボールを紹介する。テニスよりも狭いスペースで出来るピックルボールはここ数年、ニューヨークでも人気だ。