今週のニュースダイジェスト<〜7月19日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

消防局長が退任表明 ローラ・カバナー氏

FDNYのローラ・カバナー消防局長は13日、2年の任期を経て米国最大の消防局の局長の座を退く意向を示した。同日付ゴッサミストが伝えた。第一副局長を5年、暫定局長を7カ月務めた後、2022年にFDNY史上初の女性消防局長に任命され組織を率いてきたカバナー氏は、「次のリーダーにバトンタッチする時が来た」と述べ、後任者が決まり次第、数カ月中に退任する見込み。エリック・アダムス市長は組織の技術インフラを見直し、隊員の健康を守り、署内の多様性を高めたカバナー氏を「先駆者」と呼び称賛し、次のステップに進む同氏の決断を尊重すると述べた。

ブランソン延長契約 ニックスと4年で合意

NBAのジェイレン・ブランソン選手は12日、所属するニューヨークニックスと4年1億5650万ドルの契約延長に合意した。同日付NBCニューヨークが伝えた。27歳のポイントガードは1年待てばフリーエージェントとしてより大きな契約を得ることができたが、2シーズン連続でプレーオフ第2ラウンドまで導いたチームに財政的なメリットをもたらすため、契約可能になった初日に延長を選んだ。入団2年目は、平均得点28・7ポイント、NBAのMVP投票5位と、フランチャイズ史上最高のシーズンの一つを終えた。2シーズンの平均は26・5得点を記録する。

<ロングアイランド>

トランス選手禁止法 司法長官ら訴訟提起

ナッソー郡のブルース・ブレイクマン行政官は15日、トランスジェンダーの選手が郡の運動施設で女子スポーツを競技することを禁止する法案に署名した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。法案は6月、共和党多数の同郡議会が12対6で可決した。法の成立を受けてニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官とニューヨーク自由人権協会は、禁止令は違法で差別的だとして、人権保護のため郡とブレイクマン行政官を相手取り別々の訴訟を提起した。行政官は、女性スポーツの健全性を守りたいとする郡の願いを妨げようとする動きに非常に失望していると反撃した。

<マンハッタン>

ナイトマーケット ユニオンスクエアにて

アーバンスペースとユニオンスクエアパートナーシップは11日、ユニオンスクエアでの初のナイトマーケットの開催開始を発表した。18日、25日、8月1日の木曜4週に渡り、正午から午後9時まで公園のサウスプラザで開かれる。同日付NY1が伝えた。「フーディーの楽園」と称されるマーケットには、ベルギースタイルのフレンチフライ、ジャークチキンなどを提供する20以上のベンダーが参加。アーバンスペースのエルドン・スコット社長はプレスリリースで、「市の最高のコミュニティースペースで新しい地元のフードイベントを開催でき大変嬉しく思う」と述べた。

寝袋に入れ死体遺棄 殺人罪で男を起訴

キップスベイ地区の路上で5日、寝袋に包まれゴミ袋に入れられた女性の死体が発見された事件で、警察は死体遺棄容疑で逮捕したチャド・アイリッシュ被告(55歳)を10日、殺人と死体遺棄で起訴した。11日付CBSニューヨークが伝えた。監視ビデオには電動車椅子に乗ってヤズミン・ウィリアムズさん(31歳)の遺体を入れた袋を引きずる被告が映っていた。警察によるとウィリアムズさんは頭を撃たれていた。被告は武器の所持および隣人に銃を突きつけたとして脅迫罪でも起訴されているが、被害者の死への関与と脅迫については否認している。

<ニュージャージー>

ガス漏れで避難 ユニオンシティー

11日朝、ユニオンシティーのサミットアベニューと26ストリートの交差点でガス漏れが発生し、住民約700人が避難した。同日付PIX11が伝えた。消防当局によると、ヴェオリアの作業員が水道管の工事を行っていた際に20インチのガス管を直撃し、ガスと水の混合物が空中へ吹き上げた。ヴェオリア側は電力会社PSE&Gによりガス管に誤った印がつけられていたと述べた。この混乱で二つの小学校が早退の措置を取り、避難した住民らがエアコンで涼めるようにバスが用意されたが、ガス漏れによる怪我人はなく、水とガスの供給は止まることなく被害は最小限にとどまった。

<オールバニ>

バイデン氏撤退要求 デルガド副知事

ニューヨーク州のアントニオ・デルガド副知事は10日、ジョー・バイデン大統領が再選のための選挙戦を終了し、新しいリーダーに道を譲るべきだと述べた。同日付NY1が伝えた。副知事はXに、バイデン大統領の国民と民主主義の理想への献身に対しては尊敬と賞賛を抱いているとした上で、民主主義最大の脅威であるトランプ前大統領を打ち負かすため、同氏がキャンペーンを成功させる能力について懸念を示した。一方、キャシー・ホークル州知事は20人以上の民主党知事らと共にワシントンでバイデン大統領と会談しており、大統領を支持する立場を表明している。

<ブルックリン>

移民がはしか感染 シェルターで二人陽性

成人の移民3000人以上が住むブルックリン区の大型シェルター、クリントンヒルで二人がはしかに感染したことがわかった。13日付ニューヨークポストが伝えた。市保健局は二人が生活する1階部分で感染検査を行い、また、免疫のない人は21日間の隔離が必要になるため予防接種の記録を確認している。同局のデータによると、市の感染者数は昨年の一人に対し、今年は12日時点で11人と2019年以来最多となった。バサン保健局長は、はしかは感染力が強いが市民のほとんどが予防接種を受けているので、コミュニティーへのリスクはさほど高くはないとしている。

<ウェストチェスター>

緊急対応ドローン 試験プログラム開始

ヨンカース市警は8日、新たな犯罪撲滅ツールとして、緊急事態にドローンを投入する「地域初」の試験プログラムを開始した。11日付ABC7ニューヨークが伝えた。ドローンは警察本部向かいのセントジョセフ病院から発進し、市内約60%をカバーする。交通の制約を受けないドローンは救命処置の提供を迅速にし、現場到着前の警官にはリアルタイム映像で状況把握を可能にし、容疑者や行方不明者の捜索、川の遭難には浮揚装置の投下も行える。60日間の試験期間後、市は10万ドルを投入したプログラムの有効性を評価し、規模を拡大するためのコストを算出する。

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