今週のニュースダイジェスト<〜3月22日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

市長に性的暴行疑惑 市長は完全否定

18日、1993年に性的暴行を受けたとしてフロリダ在住の元同僚女性がエリック・アダムス市長を告訴した。同日付CBSニューヨークが伝えた。市長は2022年に数十年前の性的暴行に対する訴訟提起に1年間の猶予を与えるサバイバー法に署名。女性は期間終了直前の昨年11月に告訴状を提出、18日に詳細な告訴を行なった。女性は黒人警察官組織のガーディアンズ協会会長だった市長に雇用問題で助けを求めた際、見返りに性的暴行を受けたと主張し、性的暴行、暴行、精神的苦痛、性差別、報復、セクハラで数百万ドルの賠償を求めているが、市長側は疑惑を否定している。

<マンハッタン>

コンコルド機 修復を終え帰還

流れるような美しいデザインで人気だったコンコルドが修復を終え、イントレピッド海上航空宇宙博物館に戻ってくる。13日付PIX11が伝えた。全長60メートルで、かつて音速の2倍の時速1350マイルでJFK空港とロンドン間を4時間以内で飛行し、ポール・マッカートニーやマドンナ、ダイアナ妃、エリザベス女王も利用した同機が2003年に退役した後、ブリティッシュエアウェイズが同社の航空機1機を寄贈。20年間収蔵されていたが塩水環境で表面が劣化し、昨年11月にブルックリン海軍工廠に移設、修復された。同館は4月4日に同機のツアーを再開する。

フルトンストリート モールが撤退発表

ショッピングモール大手のウエストフィールドは、マンハッタン区ローワーマンハッタン地区のフルトンセンターの賃貸契約の終了と運営停止を発表した。13日付ABC7ニューヨークが伝えた。同社は2014年5月に20年契約を締結したが、侵入、窃盗、破壊行為、嫌がらせ、暴行などの犯罪のため複数のテナントが退去し、空室率は史上最高水準で、所有者のMTAが交通拠点の治安維持を怠ったと主張。MTAは契約不履行で同社を提訴した。同地区を管轄する1分署内では大規模窃盗は減少しているが小売窃盗や軽窃盗は増加しており、市内全域でも小売店窃盗が4%増加している。

<ブルックリン>

混雑する車内で銃撃 自己防衛で不起訴

ブルックリン区で14日、ラッシュアワーで混み合う地下鉄内で乗客間の口論が起き、相手が取り出した銃を奪って発砲した。15日付NBCニューヨークが伝えた。午後4時半頃、ノストランドアベニュー駅で料金を支払わずに乗車した36歳の男が32歳男性と口論になり、男性の同伴者の女性にナイフで刺された後、銃を取り出したが男性が奪い発砲。36歳の男は頭を撃たれ重体となっている。検察は証拠ビデオを検討した結果、32歳男性は正当防衛だったとして不起訴処分にした。これは、キャシー・ホークル知事が地下鉄に州兵750人を配備した1週間後に発生した。

<クイーンズ>

横断中の8歳の少年 車にはねられて死亡

13日夜、クイーンズ区で母と兄と通りを横断していた8歳の少年が車にはねられて死亡した。14日付NY1が伝えた。運転手のホセ・バルシア被告は過失致死、危険速度での運転、歩行者優先違反などで起訴された。車の往来がパンデミック以前まで回復する中、NYPDの交通規則強化、監視カメラと違反切符発行による運転手の自制などにより、歩行者の死亡は今年は現時点で23人、昨年は101人で、184人だった2013年以降最低だった。歩行者優先違反や運転中の違反も、それぞれ18年の約5万5000件、約107万件から昨年は約3万5500件、約69万件と減少した。

<スタテンアイランド>

聖パトリックデー LGBTQ+初参加

スタテンアイランド区では17日、2日に行われた通常のものとは別に、LGBTQ+の参加を認める聖パトリックデーパレードが初開催された。同日付FOX5ニューヨークが伝えた。保守的傾向の強い同区ではゲイやレズビアンのコミュニティーの求めにもかかわらず、「パレードは宗教的なもので、LGBTQ+のライフスタイルはカトリック教会の教えに反する」と参加を拒否してきた。そこで2月にフォレストアベニュー・ビジネス・インプルーブメント・ディストリクトがエリック・アダムス市長とLGBTQ+が参加できるインクルーシブパレードの実施を発表した。

<ロングアイランド>

元オリンピック選手 郡執行官の方針を支持

トランスジェンダーで元オリンピック金メダリストのケイトリン・ジェンナー氏は18日、ナッソー郡内の運動施設約100カ所で行われる女子スポーツ競技へのトランスジェンダー選手の参加を禁じたブルース・ブレークマン郡執行官の行政命令を支持した。同日付ニューヨークポストが伝えた。ジェンナー氏は男女の生物学的・身体的差異は無視できず、女性差別と女性の権利侵害だと話した。ニューヨーク自由人権協会は禁止措置は州の人権法と公民権法に違反するとして訴訟を提起。レティシア・ジェームズ州司法長官も違法だとし、郡執行官に「停止命令」を出した。

<ニュージャージー>

建設現場に人骨 さまざまな憶測

12日、ニュージャージー州ウォールタウンシップの住宅建設現場の地下10フィートで3体の人骨が発見された。13日付PIX11が伝えた。警察と検察は犯罪現場だと宣言し、13日にモンマス郡公共事業局に現場の土壌調査を要請。西はアルゴンキントレール、東はレナペトレールに囲まれた現場がある地域には、米国先住民の通り名や地名が多く、近隣住民は米国先住民の埋葬地だったと考えており、ある民家でプールの建設が行われた時に、ヨーロッパ人の入植以前に使われていた可能性のある道具や何世代も前のガラス製の薬瓶が発見されたという。

<コネティカット>

Uconnハスキーズ ビッグイースト優勝

16日、マディソン・スクエア・ガーデンで行われた東海岸11大学が参加したビッグイーストカンファレンスの男子バスケットボールトーナメントで、コネティカット大学がマーケット大学を73対57で下して優勝した。同日付ニューヨークポストが伝えた。ハスキーズの同トーナメント優勝は2011年以来8回目で、ジョージタウン大学と並んで最多タイとなった。また大学王者を決めるNCAAトーナメント「マーチマッドネス」の第1シードの有力候補だったヒューストン大学とパーデュー大学が17日の試合で負けたため、昨年覇者の同大学が初めて第1シードとなった。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。

Vol. 1240

今年のセントパトリックデーはイル文化を探索しよう

3月17日(土)のセントパトリックデー(Saint Patrick’s Day。以下:聖パトリックデー)が近づくとニューヨークの街中が緑色の装飾で活気づく。一足先に春の芽吹きを感じさせるこの記念日は、アイルランドの血を引く人にとっては「盆暮れ」と同じくらい大事。大人も子供も大はしゃぎでパレード見物やアイリッシュパブに出かける。聖パトリックデーとアイルランド魂の真髄を紹介する。