今週のニュースダイジェスト<〜3月15日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

州兵、警官を配備 地下鉄手荷物検査

ニューヨーク州のキャシー・ホークル州知事は6日、相次ぐ交通機関での凶悪犯罪を受け、NYPDが再導入した地下鉄での手荷物検査の支援に州兵750人、州警察とMTA警察250人を配備することを発表した。同日付NY1が伝えた。手荷物検査は乗客数、危険度のデータを基に定めた駅で実施される。その他、地下鉄の安全対策に向けた5項目計画として、暴力犯罪歴のある者の交通機関利用を制限する法の制定を提案し、車掌室や車掌室に面したホームへのカメラの設置を進め、また、精神科医と警察官をペアにしたメンタル支援プログラムへ2000万ドルの資金提供も行う。

<スタテンアイランド>

廃棄教材見つかる 学校が「不承認」印

スタテンアイランド区のヘンリー・M・ベーム・スクールで、LGBTQ+のキャラクターや移民などをテーマにした本が、ゴミ箱や「非承認」と書かれた箱に廃棄されているのが見つかり、市が調査を行っている。11日付PIX11が伝えた。教育局広報は、「公立学校は社会を構成する多様な人々やコミュニティーについて教える本を避けることはない」と述べ、同学区が今後、本や備品の排出に適切な手順を踏むと確約したことを発表。教材は保護者、学校司書、担任などで構成される委員会によって評価されるが、内容に不安を感じる保護者は学校や教育局へ相談するよう促した。

<ブルックリン>

バックパックに銃 8歳が校内持ち込み

7日、ブルックリン区のワーウィックコミュニティースクールで8歳の少年のバックパックから銃が見つかった。同日付ニューヨークポストが伝えた。警察によると、前日同じ銃で少年に脅された生徒の母親が翌朝学校に通報し、この児童のバッグを調べたところ、弾の入っていない銃が発見された。学校には金属探知機は設置されていなかった。ニューヨーク市教育局の広報担当者は、「幼い子供が危険な武器にアクセスできることを大変危惧している」とコメントした上で、同事件に対しては全ての手順を踏み校内の安全を確保しており、少年に必要な支援を行うことを報告した。

<ウェストチェスター>

10社が医療搬送停止 払い戻しが不十分

ウェストチェスター郡のユナイテッド・トランスポーテーション・プロバイダーズ社傘下の10社が、州保健局から十分な払い戻しを受けていないことを理由にメディケイド患者の医療搬送サービスを停止した。8日付CBSニューヨークが伝えた。車椅子で透析に通う人など患者の移送に不可欠なアンビュレットは、平均的な搬送コストが70ドルであるのに対し、会社側に支払われるのは約53ドルで採算が合わないとした。これを受け保健局は、メディケイド加入者が無料で医療機関へ往復できるよう近隣のサービス業者を特定、今後も送迎が行えるよう確認できたと述べている。

<ロングアイランド>

世界単独航海 米国人女性で初

イーストハンプトン出身の女性がセーリングチャレンジに参加し、米国人女性で初めて単独で世界を横断、最年少で優勝を果たした。8日付ABC7ニューヨークが伝えた。コール・ブラウアーさん(29歳)はヨットでアフリカ西海岸に沿って南下し、喜望峰を回ってオーストラリアへ向かった。さらに東へ進み、南米大陸最南端のホーン岬から大西洋を上がり出発地点のスペインへ戻り、女性史月間にふさわしい勝利をおさめた。4カ月間の航海中はSNSに投稿を行い、「私を見て、自分にもできると思う少女が1人でもいてくれたら素晴らしい」と書き綴った。

<マンハッタン>

サムアッシュ ミッドタウン店閉店へ

1世紀に渡り営業を続けてきた有名な楽器店、サムアッシュがマンハッタン区西34ストリートの店舗を閉店する。7日付amニューヨークが伝えた。W42stドットコムによると、同店は全米で閉店する18店舗のうちの1つで、リストにはロングアイランド地区のハンティントンステーション店やクイーンズ区のフォレストヒルズ店も含まれる。サム・アッシュ・ミュージックは、「次の100年を見据え、持続的にビジネスの成功をおさめられるよう適応しなければならない」と声明で述べ、好調なオンライン販売を継続させながら、今後も強力な実店舗を維持することを約束した。

<クイーンズ>

ナイフを持ち突進 警官に撃たれ死亡

クイーンズ区のレゴパークで8日午後7時前、暴行事件の通報を受けて対応した警察官が、ナイフを手に向かってきた男に発砲し、男は死亡した。同日付NBCニューヨークが伝えた。NYPDは記者会見を開き、アパートで妻の腹部をナイフで数回刺した46歳の男が、建物の2階部分でナイフを持ったまま警官に向かって突進してきたため、巡査部長がテーザーガンで男を殴り、警官2人が銃を4発ほど発砲したことを報告した。男は搬送先の病院で死亡が確認され、刺された妻は重症を負ったが治療を受けて命に別状はなかった。事件は子供も含む家族の集まりの最中に起きた。

<ブロンクス>

司法改革の支援者 殺人容疑で逮捕

7日、元受刑者で刑事司法改革の支援者として名の知れたシェルドン・ジョンソン被告(48歳)がブロンクス区の男性に対する殺害、死体遺棄容疑で逮捕、起訴された。8日付CNNが伝えた。被告はコリン・スモールさん(44歳)をアパートで射殺し遺体を切断。被告の自宅冷凍庫から腕、脚、頭部が見つかり、変装してゴミ箱を持ち家を出入りする姿も監視カメラに映っていた。被告は昨年に数十年間に渡る刑期を終え、弁護士を雇えない人の法定代理を行うクイーンズ区の「クイーンズディフェンダーズ」で青少年の擁護者として活動していた。

<ニュージャージー>

乗務員は女性のみ 女性史月間フライト

ユナイテッド航空は7日、「女性史月間フライト」と称して全乗務員を女性のみで編成した便をニューアーク国際空港とフロリダ州サラソタブラデントン国際空港間で往復させた。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。機長はHBCU(歴史的黒人大学)のパイロットプログラムを卒業し、民間航空機を操縦する唯一の黒人女性、ガブリエル・ハーディングさんで、ハンプトン大学出身のユナイテッド航空の機長で構成される「ハンプトン6」の一員。副操縦士は客室乗務員から仕事を始めた経歴を持つジュリア・エワレフォさんが務め、今回ユナイテッド航空で初のフライトとなった。

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