今週のニュースダイジェスト<〜1月26日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

地下鉄駅に防護柵 一部で試験的に設置

MTAは線路への転落防止のため、地下鉄の一部の駅に防護柵の設置を開始した。21日付amニューヨークが伝えた。MTAは20日、マンハッタン区の191ストリート駅に柵を設置、ブックリン区のクラークストリート駅とウエスト8ストリート駅にも設置予定だとXに投稿した。2022年の線路への転落や飛び降り、突き飛ばしによる死者は前年比30%増の88人だった。20年の調査によると地下鉄472駅のうち344駅は「障害を持つアメリカ人法」によりホームドアが設置できず、残り128駅のホームドア建設には70億ドルかかるとされ、柵設置は安価で簡単な代替策となる。

医療債務を軽減 市民約50万人を救済

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は22日、市民の医療債務を3年間で20億ドル以上軽減すると発表した。同日付パッチが伝えた。1回限りとなるこの債務軽減プログラムは、地方自治体の取り組みとして最大規模となる。債務を安く買い取って救済する市内拠点の非営利団体「RIP Medical Debt」に市が1800万ドル投資し、貧困ラインの400%以下または債務が収入の5%以上を占める市民に対して債務買取を行う。市当局によると、プログラムは今年前半に始まる予定で、最大50万人の対象者は申請は不要で、債務免除となった場合には通知が届く。

2法案に拒否権発動 市議会は強く反発

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は19日、市議会が可決した2法案に拒否権を発動した。同日付NY1が伝えた。犯罪を犯した「合理的疑い」がある場合に義務付けている職務質問の記録を重要度の低いやり取りにも求めるHow Many Stops Act」に対して、警官の事務が増えて仕事に支障が出ると主張。また精神的負担が大きいとして刑務所での独房監禁を原則禁止、隔離は24時間で最大4時間とし、危険な受刑者用の制限的監房の運営に厳格な指針を定めた法案を「行き過ぎだ」とした。市議会は両法案を「拒否権を無効にできる」多数で可決している。

<マンハッタン>

グリーン・デイ 地下鉄で即興演奏

16日夜、人気ロックバンドのグリーン・デイが地下鉄構内でサプライズ演奏を行い、ファンの喝采を浴びた。17日付ゴッサミストが伝えた。1987年結成のグラミー賞受賞バンドは、14枚目のスタジオアルバム『セービアーズ』のプロモーションイベントのために市内に滞在しており、マンハッタン区ミッドタウン地区のロックフェラー駅に変装して現れ、『アメリカン・イディオット』『バスケット・ケース』などのヒット曲やキッスの1975年の代表曲『ロックンロール・オールナイト』を演奏。また『トゥナイト・ショー』司会者のジミー・ファロンもタンバリンを振って参加した。

<ブルックリン>

14年間服役の男性 冤罪で有罪判決を破棄

18日、ブルックリン最高裁判所は過失致死罪で14年服役したスティーブン・ラフィンさん(45歳)の有罪判決を破棄した。同日付ニューヨークポストが伝えた。1996年のジェームズ・デリニーさん(当時16歳)殺害事件で、妹のダイアナさんから盗みを働いたデリニーさんを射殺したと誤認逮捕され、2010年に仮釈放された。再捜査の結果、ダイアナさんの交際相手が複数人に殺人を自白しており、自白強要などルイス・スカーセラ元NYPD刑事の捜査の誤りが判明した。法律扶助協会によると、違法捜査手法が批判されている同刑事が関わった事件の無罪証明は18件目となる。

<クイーンズ>

連続通り魔事件 男2人を別件で逮捕

NYPDは17日にクイーンズ区で最低5人を無差別刺傷して指名手配されていたジャーメイン・リゲール被告(27歳)を、翌18日にマンハッタン区とブロンクス区で起きた地下鉄内での無差別刺傷2件でクイーンズ在住の男(27歳)を逮捕した。18日付FOX5ニューヨークが伝えた。ブルックリン区のウッドハル病院の受付係として働くリゲール被告は、8日から9日間で男性4人と女性1人を刺した事件5件のうち4件で殺人未遂、暴行、暴行未遂、武器所持などで起訴された。地下鉄刺傷事件の容疑者は暴行や性犯罪の逮捕歴があり、17日に地下鉄車内で男性2人を刺して負傷させた。

<ロングアイランド>

9・11犠牲者 DNA分析で身元判明

ニューヨーク市検死局は18日、DNA分析により新たに9・11同時多発テロ犠牲者の身元を特定したと発表した。同日付CBSニューヨークが伝えた。同局は現場で発見された遺体を高度なDNA分析を使い身元を特定しており、この遺体はナッソー郡オイスターベイのジョン・バランタイン・ニーブンさん(享年44歳)と判明、昨年9月以来初で1650人目となる。しかし犠牲者2753人の約40%にあたる1103人の身元は依然として不明。今回使われた新しい次世代遺伝子配列決定技術は、米軍も行方不明の米兵の遺骨の身元特定に使用している。

<ブロンクス>

ブロンクス動物園 ゴキブリ名付け親募集

ブロンクス動物園は、同園で一般公開中の約1万匹のマダガスカルゴキブリの名前を募集するバレンタインデー恒例「Name A Roach」プログラムを発表した。17日付PIX11が伝えた。2011年に開始したこの企画は、15ドルの寄付でつけた名前のデジタル証明書がもらえ、35ドルの寄付で証明書に加え、ゴキブリや動物のサプライズゲストとバーチャルで対面できるほか、ゴキブリのデザインの靴下やぬいぐるみとのセットもある。昨年は3246人が名付け親となり、過去には元恋人や配偶者、義理の家族の名前をつけた人もいる。

<ニュージャージー>

一家4人心中 妻が家族を射殺

17日、ニュージャージー州ユニオンで幼い子供2人を含む家族4人の遺体が発見された。19日付NBCニューヨークが伝えた。午前10時30分頃、郡保安官事務所員が差し押さえられたリンクレスト・テラスの民家に立ち退き通知を届けに訪れた際、ルーベン・アラルコンさん(51歳)、妻のアンドレワさん(52歳)、少女2人の遺体を発見。遺体には銃創があり、アンドレワさんの遺体近くで凶器が発見されたことから、夫と2人の娘を射殺後、自殺したとみられる。一家が約15年間住んでいた家は11月に競売で売却されており、売却後60日以内に立ち退かなければならなかった。

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