今週のニュースダイジェスト<〜1月12日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

バス会社17社を提訴 テキサスから移民輸送

ニューヨーク市は4日、国境から流入する移民を「聖域都市」に移動させるテキサス州のグレッグ・アボット知事の計画の下、移民3万3600人以上を市内に移送したチャーターバス会社17社を相手取って民事訴訟を起こした。同日付パッチが伝えた。生活保護が必要な貧困者を州外から連れてくるのは州法違反で、1人当たり1650ドル、計7億800万ドルの移民保護費用を請求する。エリック・アダムス市長が市内で移民を下車させる方法と時間を制限する行政命令に署名したため、バス会社はニュージャージー州で移民を下ろし始め、議論と摩擦が高まっている。

冬の嵐が到来 市は無積雪記録更新

6、7日にかけ、トライステート地域を嵐が襲ったが、市内で雪はほぼ降らず、2年近く無積雪が続いている。7日付amニューヨークが伝えた。当初の予想では1〜4インチの積雪の可能性もあり、市清掃局は塩散布機700以上を動員していた。市外北部と西部では大雪となり、一部で6インチ以上の積雪が見られたが、6日はセントラルパークでわずか0・2インチと積雪と呼ぶ1インチに満たなかった。市が最後に積雪を記録したのは、1・6インチの雪が積もった昨年2月13日で、6日現在で無積雪の期間が692日と、同園で記録が始まった1868年以来最長となっている。

<マンハッタン>

地下鉄が衝突・脱線 人的ミスが原因か

4日午後、マンハッタン区アッパーウェストサイド地区で地下鉄1ラインの列車衝突・脱線事故があり、大幅な遅延と混乱を引き起こした。6日付ABC7ニューヨークが伝えた。国家運輸安全委員会によると、乗客1人が非常ブレーキを作動させたため列車が停止。乗務員が乗客を下車させた後、ブロンクス区の車両基地に移動する際、運行中の北行き列車が衝突して一部脱線した。MTA関係者は機械の故障や信号の誤動作ではなく人的ミスが原因だと考えている。この事故で乗客26人が負傷し、数百人が避難を余儀なくされ、1、2、3ラインに大きな遅れが出たが7日早朝に全面復旧した。

<オールバニ>

州民に水泳を奨励 6000万ドル支出

5日、ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は施政方針演説を行い、州民の水泳へのアクセス拡大を目指す「SWIMS」計画を発表した。同日付NY1が伝えた。州内の既存プール改修や新プール建設への補助金プログラム、ライフガード増員、水泳指導などに6000万ドルを支出し、早ければ今夏に試験プログラムを開始する。市がマンハッタン区ローワー・イーストサイド沖に建設を承認したものの資金面が問題となっていた水上プール「+Pool」も対象となる。州内では2017〜21年に5 〜14歳児1000人が死亡するなど溺死が増加している。

<ブルックリン>

ブルックリン橋 市が露天商を排除

3日、ブルックリン橋上で物売りを禁止する新規則が発効した。同日付ニューヨークポストが伝えた。市内全ての交差点、特に同橋を対象に昨年10月に提案された同規則は、橋とその侵入口上の歩道と自動車専用レーンでの物品販売を禁止する。前週にエリック・アダムス市長は「イワシのように群がる」行商人が人気の遊歩道をふさぎ、歩行者の安全を脅かしていると不満を述べ、3日に市運輸局と公園管理局が夜を徹して業者を一斉排除した。利用者が「混雑なく歩けるようになった」と歓迎する反面、労働許可証がない移民が唯一の収入源を失うとの声もある。

<コネティカット>

除雪中の消防士 火災から一家を救助

コネティカット州トランブルで7日、除雪作業中の高速道路作業員で消防士の男性が、住宅火災から大人4人と犬3匹を救った。8日付パッチが伝えた。午前4時頃、ハビランド・ドライブの民家で火災が発生。当時、道路を除雪していたロングヒル・ボランティア・ファイアーカンパニー所属の消防士ショーン・ボーゲンさんが、家のガレージの出火に気づき通報。また中で就寝していた大人4人と犬3匹を起こし、消防隊の到着前に、全員を安全に外に避難させた。強い火勢はガレージから家屋に広がったが、消防士26人が1時間以内に消火した。

<ブロンクス>

4人組が男性を襲撃 新年の挨拶の後

ブロンクス区で1日、4人組の男が「明けましておめでとう」と言った男性に暴行を加え、ナイフで刺した。8日付amニューヨークが伝えた。警察によると午後8時47分頃、地下鉄183ストリート駅のD系統南行きホームで4人組に新年の挨拶をした男性(29歳)を執拗に殴り、1人がナイフで複数回刺した。被害者は近くの病院に緊急搬送され命に別状はない。8日午前9時前、この事件で指名手配されていた4人のうちエマニュエル・アワー被告(19歳)を自宅で逮捕、エリアス・アフラダ被告(19歳)は出頭し、殺人未遂、強盗、暴行罪で起訴された。

<ニュージャージー>

工業団地で火災 シンガー社倉庫が燃焼

5日、ニュージャージー州エリザベスの工業団地で大規模火災が起きた。同日付NBCニューヨークが伝えた。午前5時30分頃、ニューアーク・リバティー国際空港の南東で火災が発生。午前中には3、4の倉庫が燃焼して火柱が立ち上り、スタテンアイランド区方面に黒煙が流れた。これらの建物は1800年代後半建設のシンガー社のミシン製造拠点で、第二次大戦中は主要な兵器製造工場となった古い建物で消火活動が困難なため、消防士100人以上が出動した。現場管理者が夜間の建物の施錠を確認しており、火災発生時に屋内は無人だったと思われ、負傷者の報告はない。

<スタテンアイランド>

混雑税に新たな訴訟 市教職員組合と共闘

ニューヨーク市教員連盟とスタテンアイランド区のビト・フォッセラ区長は4日、春にも施行予定の混雑税の阻止を求める訴訟をブルックリン連邦裁判所に起こした。同日付ゴッサミストが伝えた。教員や消防士、警察官、救急救命士など公務員がマンハッタン区60ストリート以南の有料地区に車で通勤する場合の基本料金15ドルが免除されない事に対する初の訴訟となる。また先に混雑税差し止め訴訟を起こしたニュージャージー州、フォート・リー市長、バッテリーパーク・シティー住民と同様、周辺地域の環境への影響を十分考慮せずに承認を急いだと非難している。

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