今週のニュースダイジェスト<12月9日〜12月15日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

27年間で過去最低 NY市長の支持率

6日公表されたクインニピアック大学の世論調査によると、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長の仕事ぶりを評価する人は有権者の3分の1に満たず、1996年の調査開始以来、市長の最低支持率となった。同日付ゴッサミストが伝えた。登録有権者1300人に行った電話調査で、58%が「評価しない」、28%が「評価する」と回答。不満の要因は、予算削減、移民・ホームレス問題、犯罪への対応などがあげられているが、黒人有権者の48%は評価した。調査は市長が性的暴行で告発され、また、市長選の資金疑惑で連邦の捜査が行われる中での実施となった。

<マンハッタン>

恒例のサンタコン 賑やかにバー巡り

9日、マンハッタン区で恒例のチャリティーイベント「サンタコン」が行われ、ストリートには大勢のサンタクロースとグリンチやエルフの姿に扮した人々が溢れた。同日付NBCニューヨークが伝えた。サンタのバー巡りは午前10時、ミッドタウン地区のバーやクラブから始まり、お祭り騒ぎをしながら最終地点のイースト・ビレッジ地区へ向かった。主催者はイベント入場料として参加者に15ドルの支払いを呼びかけ、慈善団体へ向けて寄付することを発表した。交通機関は混乱が起きるのを防ぐため、ニュージャージー州とニューヨーク市郊外からマンハッタン地区へ向かう電車内で飲酒を禁止した。

チューバ奏者が集結 ホリデーコンサート

10日、全米から集結した年齢も技量も違う338人のチューバ奏者がロックフェラーセンターのツリーの下で、人気のホリデーキャロルを演奏した。11日付amニューヨークが伝えた。「チューバ・クリスマス」は、チューバの名手、ハーヴェイ・フィリップス氏が始めた伝統行事で、毎年12月に世界中の都市で開催。コンサートのコーディネーターで司会者のマイケル・サルツマン氏は、ロックフェラーで演奏団の50周年を祝えることを喜んだ。ミシガン州からの奏者は、ほとんどのメンバーは面識がなく、約1時間のリハーサルを経て披露すると説明した。

<オールバニ>

州の最低賃金 来年から引き上げ

ニューヨーク州は、2024年1月1日からニューヨーク市、ロングアイランド、ウエストチェスター郡の従業員の最低賃金を16ドルに、その他の地域では15ドルに引き上げる。来年に続き、25年、26年も年50セントずつ引き上げる。8日付FOX5ニューヨークが伝えた。同州のキャシー・ホークル州知事は最低賃金の見直しについて、着実に上昇するコストとインフレの打撃を最も受けやすい女性、シングルマザー、有色人種の人々の賃金を生活費の上昇に見合うものにするとし、「購買力を維持し、州経済に貢献し、中小企業の支援にも繋がる」と述べた。

<クイーンズ>

アマゾンでスト 全国的抗議に参加

クイーンズ区マスペス地区のアマゾン倉庫で働く従業員らが、9日朝に記者会見を開いて業務を放棄した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。ストはアマゾンの労働組合潰しに反発し、労働条件の向上を求める全国的な運動に参加したもの。従業員らは、巨大企業が署名を集めていた組合活動家の一人を停職処分にするなど、組合組織に対して報復をしていると述べた。労働条件には、最低時給26ドル、繁忙期は時給2ドルの追加を要求し、適切な人員配置、サードパーティーの配達員をアマゾンの従業員として承認すること、配達員への防寒着の支給などを挙げている。

<ロングアイランド>

民主党のスオッジ氏 補欠選挙候補に

米下院から除名されたジョージ・サントス議員の議席を埋める補欠選挙で、民主党はトム・スオッジ氏を候補に指名した。7日付パッチが伝えた。2017年から23年まで下院議員を務め、知事選への出馬でキャシー・ホークル州知事に敗れるまで第3区を代表したスオッジ氏は議会への復帰を目指す。ナッソー郡民主党委員長とクイーンズ郡民主党委員長、グレゴリー・ミークス下院議員は共同声明で「有権者を代表し、ロングアイランドとクイーンズ区郊外の生活を守り、常に課題に対し賢明な解決策を見出してきた人物である」と述べた。補欠選挙は来年2月13日に行われる。

<ブロンクス>

市内学校で刺傷事件 3日間で3人

メルローズ地区のAECIチャータースクールで7日、15歳の男子生徒が別の生徒からカッターのようなもので顔を切られ、病院へ搬送された。同日付ニューヨークポストが伝えた。目撃した生徒は「ふざけ合いが本気になり、ナイフを取り出した」と話した。切り付けた15歳の少年は拘束され、暴行罪で起訴された。校舎は事件直後にロックダウンされ、駆けつけた保護者や生徒らが安全性に対し強い懸念を示した。ニューヨーク市内の学校では、6日に同じブロンクス区で12歳の少女が、5日にブルックリン区で15歳の少年が同じ学校の生徒に刺される事件が立て続けに起きた。

<ウエストチェスター>

ホリデーライト点灯 ヨンカースの公園

8日、ヨンカース市のアンターマイヤー・パーク&ガーデンズに10万個のライトが点灯され、恒例のグランドホリデー・イルミネーションが始まった。同日付CBSニューヨークが伝えた。同園は米国で成功した弁護士、サミュエル・アンターマイヤー氏が107年前に造ったインドペルシャ様式の庭園で、現在は市の公園として年間15万人以上が訪れる。ペルシャとイスラムの影響を受けた音楽を聴きながら散策ができ、スチュワート=カズンズ上院議員は「こうした多文化、多彩な形のお祝いで、光と幸福、喜びのシーズンが始まることを期待したい」と述べた

<ニュージャージー>

病院で切りつけ スタッフ3人が怪我

8日朝、ニューアーク・ベス・イスラエル病院で看護師2人と研修医1人が切りつけられる事件が起き、フィルドーシ・アブドゥル=ハキーム容疑者(37歳)が拘束された。同日付ゴッサミストが伝えた。病院の広報担当者によると、小児集中治療室を訪れた面会者2人による家庭内の言い争いがエスカレートして暴行が起きたと見られる。警備員と警察が即座に対応し、院内の患者や家族に怪我はなかった。負傷した3人の医療スタッフは緊急治療室で手当てを受けた。ハキーム容疑者は加重暴行傷害、武器の不法所持、不法目的での武器の所持の罪に問われている。

 

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