今週のニュースダイジェスト<12月1日〜12月8日>

1週間のNY近郊の話題をチェック


<ニューヨークシティー>

渋滞税の草案 MTAが発表

先月30日、MTAはニューヨーク市の渋滞税の料金案を発表した。同日付PIX11が伝えた。マンハッタン区の60ストリート以南に入る場合、乗用車は1日1回15ドル、トラックは大きさに応じて24〜36ドル、自動二輪は7・50ドル支払い、午後9時〜午前5時は75%割引となる。タクシー、ライドシェア、通勤バスは免除され、低所得者は毎月10回分半額になる。FDRドライブやウエストサイド・ハイウェーなどは対象外。料金案確定には理事会の承認が必要で、ニュージャージー州のフィル・マーフィー知事は「州民にとって不公平だ」とし、計画に対する訴訟は継続すると述べた。

FDNY予算削減 消防士組合が非難

移民対策費120億ドルの負担に対処する予算削減の一環で、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長が市内20の消防車隊の「5人目の人員」を削減した。4日付ニューヨークポストが伝えた。消防車隊には通常消防士5人と警察官1人が配置されており、人員削減により約800万ドル節約できるとする。制服消防士協会はFDNYの人員は近年減少しており、過重労働による負傷者が増えているとし、影響を受ける地域での消火活動が困難になると強く非難した。市長は昨年にも同様の人員削減を行ったものの、直後にブロンクス区で17人が死亡する火災が起きて撤回している。

<マンハッタン>

ツリー点灯時にデモ 警察と衝突し逮捕者も

先月29日、マンハッタン区のロックフェラーセンターで行われたクリスマスツリー点灯式の数ブロック先で、パレスチナ支持派のデモが行われた。30日付CBSニューヨークが伝えた。恒例の点灯式を見ようと数千人の群衆が集まる中、親パレスチナ派1000人以上が集結。これに備えてNYPDは警備を強化していたが、デモ隊がバリケードを破り、点灯式からわずか数ブロックの6アベニューとウエスト47ストリート付近で警察と衝突、乱闘の末に7人が逮捕されたが、最終的にデモ隊が警察の包囲を突破して通りを行進した。警察によるとツリー点灯式の進行に支障はなかった。

<ブルックリン>

教会でMV撮影 司教が管理職を解任

歌手のサブリナ・カーペンター(24歳)が『フェザー』のミュージックビデオを撮影した、ブルックリン区ウイリアムズバーグ地区のカトリック教会の司祭が教会統治職の任を解かれた。先月29日付ニューヨークポストが伝えた。露出度の高い黒いドレス姿で偽の棺の周りで踊ったり、男たちが殺しあう場面が物議を醸した。撮影を許可したジェイミー・J・ギガンティエロ司祭は詳細は知らなかったと謝罪し、同教会は再び聖別して清められたが、カーペンターは「事前承認を得た」と謝罪せず、聖書の言及と自分の姓をもじり「イエスは大工だった」と冗談めかして話した。

<クイーンズ>

コロナプラザ市場 店舗数を減らして再開

先月29日、市が衛生上の「重大な問題」があるとして今年夏に閉鎖を命じたクイーンズ区コロナプラザの屋外フードマーケットが規模を縮小して再開した。同日付イーターが伝えた。中南米料理を販売する人気マーケットの閉鎖に対し、ドノバン・リチャーズ・Jr区長やアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員を含む抗議活動が起こった。28日にエリック・アダムス市長がマーケットの再開を発表したが、現在許可を得ている街頭ベンダー数はわずか10で、閉鎖前の約80から大幅に減少した。また以前は深夜頃まで営業していたが、水〜日曜の午前9時〜午後8時に限定される。

<ロングアイランド>

サントス議員 下院が除名処分に

下院は1日、クイーンズ区とロングアイランド選出のジョージ・サントス共和党議員の除名を311対114の賛成多数で可決した。同日付ゴッサミストが伝えた。3回目の決議の末の史上6人目で20年以上ぶりとなる除名処分は、不正と違法行為の証拠を明示した下院倫理小委員会の報告を受けたもの。任期11カ月を務めた同議員は詐欺、経歴詐称、選挙資金の不正利用など23の罪で来年9月に刑事裁判が予定されているが、本人は無罪を主張している。補欠選挙の期日はキャシー・ホークル知事がこの日より10日以内に発表するが、規定が定める布告から70〜80日である2月中旬頃となる。

<ブロンクス>

10代息子が一家惨殺 精神疾患の疑いか

ブロンクス警察は、先月26日にキッチンナイフで家族3人を刺殺したジェイデン・リベラ被告(19歳)を逮捕・起訴した。30日付amニューヨークが伝えた。事件当時、自宅アパートで異母弟のケイデン・リベラくん(5歳)を世話していた被告は、父親のジョナサン・リベラさん(38歳)の胸と頭、継母のハノイ・ペラルタさん(33歳)の背中15カ所と胸7カ所を刺し、ケイデンくんの内臓をくり抜き滅多刺しし殺害した。警察は現場で混乱に陥っていた被告を逮捕、精神鑑定のために病院に搬送したが、被告は「家族が自分を傷つけようとしていると思って殺した」と話している。

<ウエストチェスター>

ガレリアモール 再開発計画発表

先月30日、3月に閉鎖したホワイトプレーンズのガレリアモール再開発計画が発表された。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。ハドソン・ゲートウェー不動産業者協会会員に発表された予算25億ドルの「ディストリクト・ガレリア」は、高層ビル6棟に3000戸以上の住宅、小売店、フードホール、歩行者用遊歩道を建設し、敷地90万平方フィートの約46%をオープンスペースとする。既存のモールと駐車場は取り壊し、駐車場を地下に建設する。政府の承認や資金調達、建設過程などはまだ最終決定しておらず、完成には最大10年かかる可能性がある。

<ニュージャージー>

鹿の「ルドルフ」 夜の小学校に侵入

ニュージャージー州トムズリバーのシダーグローブ小学校に、地元警察が「ルドルフ」と名づけた鹿が侵入した。1日付FOX5ニューヨークが伝えた。近隣住民がガラス窓を突き破って学校に侵入する鹿を目撃し、警察に通報。トムズリバー警察は先月30日、「今週最も興味深い通報の一つ」として、警官らが懐中電灯を手に廊下を走る鹿を追いかけるボディーカメラ映像を公開した。警察はインスタグラムへの投稿で、警官が裏口を開けて鹿を逃がし、「撮影中に負傷した『トナカイ』はいなかった」と記した。

 

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