プライドマーチ復活最高裁に抗議の声も<マンハッタン>

パンデミック以来初の大規模な「ニューヨーク・プライドマーチ」が先月26日開催され、ローワーマンハッタンで何千もの参加者が歌やダンス、カラフルな装飾のフロートに歓声をあげた。同日付パッチが伝えた。祝賀ムードの反面、数日前に連邦最高裁が下した人口妊娠中絶の権利を覆す判決や、クレランス・トーマス判事が避妊や同性婚の権利の再検討について言及したことへの抗議も多数見られた。パレードに参加した男性は「長い年月をかけて得た権利が奪われるのは恐ろしい」とLGBTQの権利剥奪の可能性を懸念し、団結して声を上げる必要性を語った。

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今年のセントパトリックデーはイル文化を探索しよう

3月17日(土)のセントパトリックデー(Saint Patrick’s Day。以下:聖パトリックデー)が近づくとニューヨークの街中が緑色の装飾で活気づく。一足先に春の芽吹きを感じさせるこの記念日は、アイルランドの血を引く人にとっては「盆暮れ」と同じくらい大事。大人も子供も大はしゃぎでパレード見物やアイリッシュパブに出かける。聖パトリックデーとアイルランド魂の真髄を紹介する。