1週間のNY近郊の
全米運輸労組ローカル100は、交通機関の労働者に唾を吐いた場合の罰則を強化するよう、ニューヨーク州議会に働き掛けている。4日付ゴッサミストが伝えた。
同組合は、交通機関の労働者に唾を吐いた場合の扱いを、違反から軽犯罪に引き上げる案を可決するよう求めており、可決すれば最長1年の懲役刑の対象となる。これは、交通機関の労働者が勤務中に受ける暴行が増加しており、勤務中にウイルスに感染することに対する恐怖が継続していることが背景にある。
2019年にはMTAの労働者に対して、212件の唾を吐く事件が報告された。乗車率が80%を下回っていた20年にも197件、今年始めから現在までに17件報告されている。
同法案が可決されれば、MTA労働者は唾を吐いた加害者を告発することができるようになる。現在、ニューヨーク市内5区の地方検事が同法案を支持しており、法案成立に向けた追い風となっている。