裁判所が建設許可 住民と約4年の係争 <マンハッタン>

16日、マンハッタン区ローワーマンハッタンのツーブリッジ地区に四つのメガタワーを建設する開発計画を差し止めていた訴訟について、ニューヨーク州控訴裁判所が覆した。18日付amニューヨークが伝えた。

裁判所は16日、都市計画局による合理的な解釈の範囲内にあるため、市は開発計画を再区画する必要はないと、全会一致で決定。4年以上にわたり開発の差し止めを求めていた地元住民組織「ザ・ローワー・イースト・サイド・オーガナイズド・ネイバーズ」および「ザ・コーリージョン・トゥ・プロジェクト・チャイナタウン」は、5000人以上の署名を集め、新たな法的措置を模索している。

一方、開発企業側は「低所得住宅と地域の必要不可欠なインフラへの民間投資は、市がパンデミックから脱却するために重要」と、裁判所の決定を歓迎する声明を発表した。

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