1週間のNY近郊の
ニューヨーク市教育局は、生徒の自殺が今学年度に入り、相次いでいることを懸念している。18日付PIX11が伝えた。
同局によると、前年度は通年で自殺した生徒が4人だったが、昨年9月から始まった今学年度では、これまでに5人の生徒が自殺しているという。
同局のリチャード・カランザ局長は最近の市民との集会で、「憂慮すべき傾向だ」と述べ、ビル・デブラシオ市長も同様の懸念を表明した。
増加の要因として、新型コロナ感染拡大を受けた生徒の孤立感や遠隔学習の日常化、そして家族、友人の死亡などが、精神的苦痛の一因となっている。
現在、市内全校でメンタルヘルスサービスを提供しており、同市長は対面授業の再開は不可欠だと述べた。しかし、高校での対面授業の再開は未定。市は、生徒のメンタルヘルスが懸念される場合、学校のソーシャルワーカーやカウンセラーに相談するよう保護者に呼び掛けている。