1週間のNY近郊の
クイーンズ区フラッシングで18日、口論の末にアジア人女性を路上に突き倒した男が逮捕された。同日付PIX11が伝えた。
NYPDのロドニー・ハリソン刑事部長はツイッターで、「52歳のアジア人女性を暴力的に突き倒したとしてパトリック・マテオ容疑者を逮捕した」ことを明らかにした。
警察によると16日午後1時55分ごろ、被害者がメーンストリート付近のルーズベルトアベニューにあるパン屋の列に並んでいたところ、見知らぬ男が近づき口論になったという。男は被害者を突き倒し、被害者は頭部を地面で打ち気絶した。
被害者の家族によると、被害者は病院に運ばれて、額を数針縫うけがを負ったという。
警察は、「事件はヘイトクライム(憎悪犯罪)として調査されておらず、偏見や中傷の報告はなかった」と述べたが、女性の家族と称する人物はSNSで、マテオ容疑者が「人種差別的な中傷を叫んだ」と投稿した。
警察の記録では、昨年アジア人に関与するヘイトクライムは27件発生しており、2019年の3件から9倍に増加しているという。