売春法を廃止 州知事が署名 <オールバニ>

 売春防止を目的として1976年に成立したニューヨーク州法が、2日に廃止された。同日付NBCニューヨークが伝えた。

 同法の廃止は州議会の両院で可決され、アンドリュー・クオモ知事によって署名された。同法は、売春を目的とした徘徊(はいかい)を罰則化したものだが、同法に反対する人々は、嫌がらせやプロファイリングの手段として施行されていると主張してきた。州議会は、2012年から15年の間、同法下の逮捕者の85%が黒人またはラテン系だったと指摘した。

 州上院のブラッド・ホイルマン議員は、「トランスジェンダーや性同一性障害の人々に対する、時代遅れの差別的な法律」の廃止を歓迎した。同知事は、「旧態依然とした同法の廃止は、警察制度を改革し、トランスジェンダーの人々への嫌がらせや犯罪の減少に向けた重要な一歩だ」と述べた。

               

バックナンバー

Vol. 1294

私たち、なことてま

気になるビジネスを深掘りする連載企画。今回は「丁寧・フレキシブル・手頃な価格」で親しまれる引っ越し業者ターザンムービングの代表・ホセさんと、個々の状態に応じてカスタマイズした施術を行う、マッサージ・セラピストの秋山さんに話を伺った。

Vol. 1293

こだわりいっぱい 町のお肉屋さん

地元で愛され人々の食卓を支える町のお肉屋さん。店主が直接目利きした肉を仕入れ、常連客のリクエストに応える精肉店で購入するメリットは、いつでも新鮮な肉が手に入るのと、気のおけない店員から肉の選び方や調理法を教えてもらえることだ。本号ではそんな町で愛されている精肉店を調べてみた。

Vol. 1292

デザイナー・Sayaka Tokimoto-Davisさんが案内! 最新おしゃれ「ダンボ」

ニューヨークを拠点に「SAYAKA DAVIS」を立ち上げ、日本と米国でデザイナーとして活躍するSayakaさん。洋服だけに限らず、ジュエリーやアートなど、止まることを知らない物作りへの情熱と、アーティストを応援する地元コミュニティーへの愛…。そんなSayakaさんに、ご自身のブランドとブルックリン区ダンボ地区への思い、そしてお気に入りスポットを語っていただきました。

Vol. 1291

4月22日国際アースデー 今こそ立ち上がろう環境保護サポート

4月22日はアースデー。それは、地球が直面する深刻な環境問題に注目を集め、行動を起こすことを目的とした日。気候変動や海面上昇、異常気象などがますます深刻化する今、この日に合わせて世界各地でさまざまな団体や企業がその危機に歯止めをかけるためのアクションを起こしている。この機会に改めて、今向き合うべき環境問題について考えてみよう。