希少なフクロウが出現 セントラルパークに人集まる <マンハッタン>

マンハッタン区のセントラルパークに先月27日、珍しいシロフクロウが訪れ、ベテランのバードウォッチャーや市民を喜ばせた。同日付ゴッサミストが伝えた。

同公園の北部にあるフェンスで囲まれた野球場で同日午前9時ごろ、若いシロフクロウが目撃され、その姿を一目見ようと、100人近くの人が集まった。

この鳥は北極圏のツンドラに生息しているが、冬の間に南下することで知られている。通常は空港や海岸など、生息地に似た場所で狩りや休息のために留まるという。

「マンハッタン・バード・アラート」のデビッド・バレッド氏は、「このシロフクロウは野球場のフィールドをビーチの砂と間違えた」と見ていると述べ、「普通はマンハッタンの真上を通り過ぎる傾向がある。これは歴史的な出来事」と語った。

野鳥保護団体「ニューヨーク・シティー・オーデュボン」のケリー・ローゼンハイム氏によると、シロフクロウはエサが見つかり邪魔が入らなければ、2月または3月まで留まる可能性があるという。

NYジャピオン 最新号

Vol. 1273

トランプ大統領による新政権 第2章が遂に動き出す

米大統領選挙は今月5日投開票され、米東部時間6日午前5時30分過ぎに共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)の勝利が確実となった。一方、民主党候補だったカマラ・ハリス副大統領は6日午後、首都ワシントンで演説し敗北を認めた。支持者らに向け、理想のために戦うことを「決してあきらめない」よう訴え、「この選挙結果は私たちが望んだものではない」としながらも、平和的な政権移譲が必要だと強調した。1期目とは全く異なると言われるトランプ政権2期目の行方はいかに。

Vol. 1272

リトルポルトガル味めぐり

ニュージャージー州ニューアークはポルトガルからの移民とその子孫が多く暮らしていることで有名だ。今週は日本人の舌にも合うポルトガルの味を探訪、併せてリトルポルトガルの成り立ちにも迫る。

Vol. 1271

冬に飲みたくなる、贈りたくなる ウイスキー魅力再発見

ウイスキーといえば、近年ジャパニーズウイスキーが世界で注目を集め、希少価値も上がっているようだ。ウイスキーには、シングルモルトや、ブレンデッド、グレーンなど種類によって味が異なり、銘柄ごとの個性を楽しめるのも魅力だ。そこで今回は、ニューヨークでウイスキーの魅力を再発見してみよう。