大雪で非常事態宣言 公立学校もリモートに <マンハッタン>

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は1日朝、寒波による大雪を受けて非常事態を宣言。2日まで公立学校はリモート授業となり、新型コロナウイルスのワクチン接種も中止となると発表した。同日付パッチが伝えた。

当局は、医療や交通、物流などに従事するエッセンシャルワーカー以外の市民は、車の運転を控えるよう求めた。また、レストランでの屋外飲食も1日は中止となったが2日午後3時以降は再開。学校での食料品配布も1日と2日に中止されたが、3日に再開された。路上でホームレスを見掛けた場合は、311、状況が悲惨に見える場合は911に電話して助けを求めるよう呼び掛けた。

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事もニューヨーク市の非常事態を宣言し、MTA地下鉄の地上運行部分は1日午後2時から2日午前5時まで、運行停止。さらに、ラガーディア国際空港は1日午前に全便運休を発表し、JFK国際空港でも大半のフライトが欠航となった。

ABC7ニューヨークの2日午後の報道では、セントラルパークで約43センチの積雪を記録したという

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