議事堂乱入で逮捕 極右団体とDCへ <アップステート>

ニューヨーク州ロックランド郡出身の男が20日夕方、今月6日に起きた米連邦議会議事堂への事件に関連して、ニューヨーク市内の自宅でFBIに逮捕された。21日付NBCニューヨークが伝えた。

裁判文書によると、逮捕されたクリストファー・ケリー容疑者は、元NYPD警官の兄や極右団体「プラウド・ボーイズ」のメンバー数人と共にワシントンDCへ行ったとされる。

容疑者は、議事堂乱入の様子について、「突入した」などのメッセージと、議事堂内にいると見られる写真をSNSに投稿。匿名の情報源がそれらを当局に提供したことを受け、容疑者のSNSアカウントに対して逮捕状が出された。

刑事告訴状によると、同容疑者は議事進行妨害、不法侵入、暴力的侵入、治安びん乱行為の罪に問われている。同容疑者は21日午後、同州ホワイトプレーンズの連邦地方裁判所にオンラインで出頭した。

また、21日に起訴されたニュージャージー州南部出身の32歳の男や、拘留中のブルックリン在住の43歳の男など、SNSを駆使した参加者が後を絶たない。

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