1週間のNY近郊の
MTAの現役職員4人と元職員1人が、数百時間にわたる虚偽の残業を申請して詐欺罪で起訴された。3日付ABC7ニューヨークが伝えた。
起訴されたのはニューヨーク市交通局とロングアイランド鉄道の職員で、自宅にいる間や休暇中も賃金を得ていた。
検察当局によると、被告らは物理的に不可能な時間の残業を申請して、MTA全体で最も高水準の賃金を得ていた。FBIは、被告の1人は10時間の残業を1年間毎日申請していたと指摘。被告5人で合わせて100万ドル以上の残業手当を得ていたと述べ、うち1人は2018年に46万1000ドルという、MTA会長よりも高額な賃金を支給されていた。
MTA監察官は、携帯電話の位置情報、銀行口座記録、MTAビルの入館カードデータ、電子メール、SNSなど、さまざまな情報を比較して、被告人らが実際にいた場所を確定。被告人らはそれぞれ、MTAに提出した記録では勤務していたはずの数百時間、職場にいなかったという。