1週間のNY近郊の
新型コロナウイルス感染防止を目的としたニューヨーク州・市の規制に違反して営業停止となった、スタテンアイランドのバーが、同店前の路上を「自治区」と宣言し、先月29日も営業を続けた。同日付ニューヨーク1が伝えた。
同区グラントシティーのバー「マックス・パブリックハウス」の経営者は、先月20日以降、州や市の公衆衛生上の規制には一切従わないと宣言。同店は規制違反で数千ドルの罰金が科され、酒類販売免許も失い、営業停止命令を受けたにもかかわらず、営業を続けた。
同店は、「ロックダウンは小規模事業者に負担を課す不要な措置である」と主張。同店のある地区は、屋内飲食を禁止するオレンジゾーンにあるが、先月29日には屋内飲食する人々が見られた。
地元メディアが同店を訪れた際、寄付を行う女性や、同店の主張に賛同する人々が他地区からも訪れていた。
今月1日には地元住人ら50人が平和的に抗議する中、経営者が行政の妨害を含む複数の罪で逮捕された。