1週間のNY近郊の
ニューヨーク市で最近、地下鉄での犯罪が急増していることを受け、80年代から活躍する、赤いベレー帽がトレードマークの犯罪防止NPO団体「ガーディアンエンジェルス」は、犯罪防止のために地下鉄駅の見回りを開始すると発表した。22日付ABC7ニューヨークが伝えた。
19日、マンハッタン区ユニオンスクエア駅では、列車が入ってくる際に女性が線路に突き落とされた。21日夜には同区グランドセントラル駅で、男性が顔面を切りつけられ、殴られた。また22日朝には同区ペン駅で、51歳の男性が口論の末に背中を刺された。
ガーディアンエンジェルス創設者のカーティス・スリワ氏は、「情緒障害のある人物による問題が地下鉄構内で増えている」と指摘し、「彼らが必要としているメンタルヘルスケアを受けることができるよう働きかけていく」と語った。
さらに同氏は、地下鉄での強盗も増えているため、「ホリデーシーズンを控えて、市民を安心させるために巡回を行う」とも述べた上で、駅では周囲に気を付けるよう市民に求めた。