州知事と大統領が対立 コロナワクチンめぐり <オールバニ>

トランプ大統領は13日の記者発表で、米製薬大手ファイザーが開発する新型コロナウイルスのワクチンについて、「4月までには全国民に提供できるようになるが、知事が政治的な理由により配布を遅らせたい意向のニューヨーク州は除外する」と述べた。これを受け、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は同日、ワクチンをめぐるトランプ大統領の政治的動機及びトランプ政権が推奨するワクチンの信頼性について疑問を表明した。14日付フォックスニュースが伝えた。

クオモ知事は9月以来、同様の見解を再度表明しており、連邦食品医薬品局(FDA)が承認したワクチン全種の安全性と効果について、ニューヨーク州では専門家による第三者委員会が検証を行っていくと発表している。

ファイザーは9日、同社が共同開発するワクチンについて、最終段階の臨床試験で9割の参加者に予防効果が確認されたとする結果を発表し、今月中にFDAに対して緊急使用許可を申請するとの見通しを示した。

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