NYPD高官が差別的投稿 非公式掲示板を利用<マンハッタン>

人種差別的、女性憎悪的な表現の投稿をNYPDの一部警官が行うことで知られる、非公式の掲示板「ラント」に寄せられた人種差別的な投稿が、職場での嫌がらせ問題を担当するNYPDの高官によるものであることが、ニューヨーク市議会の新たな調査で分かった。5日付パッチが伝えた。

ジェームズ・F・コベル警視は、黒人、プエルトリコ人、超正統派ユダヤ人、ビル・デブラジオ市長の家族などを攻撃した、「クルーゾー」という偽名による投稿で告発されている。ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。同警視は告発を否定している。

投稿は、差別的なことで知られる「ラント」の中でも、とりわけ過激だったため、市議会特別部門の注意を引き、調査が行われた。調査報告書は6日に発表された。

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