市内の企業、窓に板貼る 選挙の抗議活動に備え<マンハッタン>

ニューヨーク市当局および市内の店舗は、3日の米大統領選投開票日に大規模な抗議活動や暴動が発生することを懸念して、ウインドーやガラスドアに板を張り付けるなどの準備を行った。1日付CBSニューヨークが伝えた。

マンハッタン区全域の店舗は、警察に対する今年夏の抗議活動の際に発生した破壊や略奪が再び起きることを懸念しており、当時、略奪の被害にあったソーホーの店舗経営者は、「大きなウインドーに板を張り付ける予定だ」と語った。近所の別の店舗は、「不穏な事態の発生についてはあまり心配していないが、ウインドーの破壊や略奪が保険の対象となるかを確認した」と語った。

ビル・デブラジオ市長は、「米大統領選の投開票日に複数の抗議活動や両支持者間で衝突が起こる可能性について準備しており、抗議や衝突が暴力的になった場合は、NYPDが介入する」と述べた。

NYPDは夏に起きた破壊や略奪への対応を見直し、さらなる訓練を行っている。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。