奴隷解放日が公の祝日に 州知事が署名<オールバニ>

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は14日、米国の奴隷解放記念日である6月19日「ジューンティーンス」を公式に同州の祝日とする法案に署名した。15日付FOX5ニューヨークが伝えた。

同知事は、「新しい祝日は黒人コミュニティーの功績を認識し、現在の社会が直面している制度的不正を反省するための機会だ」と述べた。

同知事は今年のジューンティーンスを州の公務員の有給休暇とする行政命令にすでに署名。7月に州議会で、州の祝日にする法案が可決されていた。

1863年1月、リンカーン大統領は奴隷解放宣言に署名。だがその事実が全米に伝わるまで2年以上かかった。最後に奴隷制度廃止を知ったのはテキサス州ガルベストンで、65年6月19日、連邦軍が奴隷となっていた人々に自由の身となったことを伝え、これを受け奴隷解放記念日とされてきた。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。