1週間のNY近郊の
ニューヨーク州では19日から、使い捨てのプラスチック製レジ袋の使用を禁止する法律が施行された。昨年4月に成立した法律だが、訴訟のため実施が大幅に遅れていた。同日付PIX11が伝えた。
法律の施行を受け、州内の店舗では使い捨てプラ製レジ袋の使用が禁止となり、市・郡など地方自治体は紙袋1枚につき5セントを徴収できる。徴収された5セントは地方自治体と州の環境保護基金へと充てられる。処方薬を入れる袋や生鮮食品用の袋などは除外となっている。
法律の施行は当初、今年3月1日だったが、プラ製レジ袋の製造業者が訴訟を起こしたことと、新型コロナウイルス感染拡大から、エコバッグの衛生が懸念されたため、実施が遅れていた。州環境保護局は、法律施行を受け、清潔を維持しながらのエコバッグ使用をあらためて呼び掛けた。
ニューヨーク州では年に推定230億枚のプラ製レジ袋が使用され、河川や街路、埋立地に大量に流出・投棄されている。