マスク論争で死亡 過失致死容疑で男を拘束<アップステート>

ニューヨーク州エリー郡で5日、マスク着用をめぐる口論から80歳の男性を死亡させたとされる男が過失致死容疑で身柄を拘束された。マスク着用をめぐる過失致死事件として米国初の事例となる。6日付ABC7ニューヨークが伝えた。

ドナルド・レウインスキ被告(65)は先月26日、同郡ウェストセネカのバーで、マスクを着用していないことを別の常連であるロッコ・サピエンザ(80)さんから指摘されて口論になった。被告は、立ち向かってきたサピエンザさんを両手で強く押したため、サピエンザさんは倒れて頭を打った。

サピエンザさんは病院に搬送され、4日間の無反応状態の後、先月30日に死亡。死因は頭部への鈍器外傷と断定された。事件が起きたバーの所有者によると、サピエンザさんは同店の常連として皆に愛されていた。常連はその死を悼み、遺族にお悔やみを述べた声明を発表した。

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