対面授業10月まで延期 組合や保護者に市長屈する <マンハッタン>

ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は17日、今月21日に予定していた公立学校の対面授業の再開を遅らせると発表。教員不足や感染対策などの準備の遅れを懸念する組合や保護者の圧力を受けての動きとなった。17日付NBCニューヨークが伝えた。

当初の予定通り21日から再開するのは、3KとプリK(3〜4歳)および特別支援学校。29日からはK5とK8(5〜13歳)、10月1日(木)からは中学校と高校の対面授業を開始する。リモート授業の開始は、21日から行われた。

17日の時点で、全面的リモート授業を選択した市内公立校の生徒は42%と、2週間で15%増加。市は、教員不足が原因と述べている。同市長は17日、教員の追加雇用について、約束した2000人に加え、さらに2500人を雇用すると述べたが、組合は1万人の教員が必要だと主張している。

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