消防士らが大活躍 女性暴行の容疑者捕らえる <ブルックリン>

先月26日の夕方、ブルックリン区ベッドフォード=スタイベサントの消防署前で、自転車に乗った男が通りがかりの女性の顔を殴って転倒させ、これを目撃した消防士4人が男を追いかけて取り押さえる事件があった。6日付CBSニューヨークが伝えた。

消防士らは、NYPDが到着して逮捕するまで男の身柄を拘束し、通行人らが女性の様子を見守った。

逮捕されたダニエル・ビッグス容疑者(53)は、強盗から暴行まで18回の逮捕歴があり、地元住民の間でよく知られている存在だったという。直近では先月2日に26歳の男性の顔を切りつけた容疑で逮捕された。

容疑者は、消防士らに身柄を拘束されている間も、1人の消防士(29)の目を殴り、アザと腫れを引き起こした。地元住民は、容疑者を拘束した消防士らに対する感謝をメディアに語った。

NYPDによると、ビッグス容疑者と被害者の女性(60)は面識がなく、暴行の動機は不明。女性は口に切り傷を負ったが、現場で治療を受けることを拒否したという。

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