1週間のNY近郊の
地下鉄アッパーウェストサイド駅で女性を刺したとされる男の逮捕を、11日にNYPDが発表した。12日付NBCニューヨークが伝えた。
6日午後12時前、42ストリート駅から地下鉄に乗ったシャメル・ジェームズ容疑者(40)は、大きなナイフを携帯。目撃した乗客が警察に通報した。警官が72ストリート駅で電車を停め捜索しようとしたところ、容疑者が逃亡。同容疑者は逃走途中で、メトロカードを買おうとしていたビニー・マルワハ=バールさん(40)の背中を無作為に刺した。11日、巡回中の鉄道警察官が容疑者を発見して逮捕した。
バールさんは、「私がコロナに感染しているかもしれないにもかかわらず、通り掛かりの人が助けてくれた」と話す。
ルーズベルト病院で手当を受けたバールさんは、背負っていたバックパックのおかげで傷が浅く、命に別条はなかった。しかし、第二の故郷と呼ぶこの街に不安を感じており、「少なくとも、しばらく地下鉄には乗らない」と話している。