郵便ポストを撤去 大統領選郵便投票の影響<ブロンクス>

今年11月の大統領選では、新型コロナウイルスの影響を受け、郵便投票が急増するとみられているが、財政難に苦しむ米郵政公社(USPS)の処理能力がニューヨーク市内でも問題となっている。16日付NBCニューヨークが伝えた。

15〜16日にかけて、ブロンクス区の複数の場所から郵便ポストが撤去され、同区内の郵便局裏に放置された。米郵便事務労働者組合によると、新しいポストに交換される予定はなく、郵便の処理能力が追いついていない状態だという。ニュージャージー州モリス郡モリスタウンでも15日、郵便ポスト多数が撤去され、トラックの荷台に乗せられ、住民の注目を集めた。

USPSは先月末、各州の選挙管理局に対して、「郵便投票の急増に伴い配達が遅れ、開票日までに選挙管理局に届かない恐れがある」と警告した。トランプ大統領が郵便投票に反対していることから、大統領の長年の支持者である郵政トップのルイス・デジョイ郵政長官が、残業削減や一部の手紙仕分け機を停止させるなどの方法で「郵便投票を妨害しようとしている」との批判が強まっている。

               

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