1週間のNY近郊の
英国の航空会社ヴァージン・アトランティックが4日、ニューヨーク市の米国連邦破産裁判所に保護を申請した。同日付NBCニューヨークが伝えた。
同社によると、米国破産法第15条の適応の申請は、先月発表した救済計画を実施する英国の裁判所手続きの一環だという。同社の弁護士によると、同社が米国での救済計画の条件を適用するために裁判所命令が必要になる。
同航空会社はパンデミックのため、4月から運航を停止し、7月に再開したばかりだった。また、同社の姉妹航空会社であるヴァージン・オーストラリアも、4月に自国の債権者からの保護を申請した。
航空会社は旅行制限をもたらした新型コロナウイルスの感染拡大で大打撃を受けており、米国での破産申請はパンデミック以来、他にもラテンアメリカの2大空港会社ラタムとアビアンカ、メキシコのアエロメヒコと続いている。
国際航空会社のための貿易グループ「国際航空運送協会」の発表によると、航空業界の今年度の収益は2019年度の半分に低下し、およそ840億ドルの損失を被ると予測している。